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いま行政も企業も大注目のIT企業社長が実践する新しい仕事と生活。東京で起業して10年、ようやく仕事が増えてきて赤字から脱出。しかし今度は人が集まらない。追い詰められた社長が活路を求めたのは、地方だった。「半IT×半○○」を旗印にサテライトオフィス設立、そして翌年の本社移転。そこからすべては回り始めた。会社存続のために打った手だったが、そこから広がる仕事と人の輪。小さな会社から始まった日本の未来の形
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Posted by ブクログ
こんな生活してみたい! 私の職種では実現しそうにないが、IT系なら、、看護師だったら…といろいろ妄想してしまいました。 うらやましい生き方です。
採用難を突破するため、起死回生の策として「昼休みにサーフィンが楽しめる職場です」をPRポイントとするため、人口わずか7000人の過疎の町である徳島県美波町にサテライトオフィスを開設し、見事に人材獲得に成功。その後、本社も同町に移転し、どっぷり同町での「地方創生」に関わることとなったベンチャー企業の社...続きを読む長、吉田基晴氏による経験談とそれに基づく地方創生論。 まさに地方創生のあるべき姿がここにあると感じた。半X半IT、「つとめ」の意義、「課題の先進地」でありビジネスチャンスの源としての過疎地、奪い合わない地方創生といった、本書において語られる考え方やキーワードは、地方創生にとって本質的なものばかりである。公務員の体温を上げる必要性の指摘も、刺さった。 公務員をはじめとする地方創生関係者、地方への企業移転や移住の希望者は必読であると思う。
筆者はセキュリティソフトの開発をするベンチャー企業の代表。東京にあったこの会社を、出身地である徳島県美波町にサテライトオフィスを作り、その後本社機能も美波町に移転。町の活性化の原動力となった苦労と成功体験を語る。 田舎に移住する上で煩わしいと思われがちな「人との繋がりが濃すぎる」ことは、美波町では...続きを読むほどほどの緩さで繋がっているようだ。徳島県がブロードバンド回線が充実していて、尚且つIT関連企業という条件が成功に繋がったという面はある。しかしそれが起点となり、多くの移住者を引き付けている。 一番印象に残ったのは、「パイを奪い合うのではなく、人口が減っていくことが前提のビジネス」を築き上げているということだ。所謂「痒いところに手が届く」商売を中小企業の規模で地道にやっていることで好循環を生んでいる。これは過疎地に限らず、参考になる考え方だ。
地方活性化というと、なんだか社会活動的なイメージがどうしてもまとわりつくが、本書を読んで大きなビジネスチャンスを感じた。
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吉田基晴
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