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「女性活躍」が叫ばれる一方で、女性は未だ政治から遠い位置にある。野田聖子、小池百合子ら彼女たちは、なぜ政治を志し、どう壁を打ち破っていったのか。そして、女性が自分らしさを殺さずに、超・男性社会で生き抜いていくためにはどうすればいいのか。政治記者が見聞きした、女性政治家の本音と女の人生の泳ぎ方。
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Posted by ブクログ
野田聖子、小池百合子、山尾志桜里、辻本清美、中川智子、高井美穂、嘉田由紀子という7人の女性政治家の生き方や政治家としての活動を紹介している。1冊で7人だから各人にそれほど分量が割かれているわけではないけど、けっこう読み応えがある。 なるほどと思える人選ではあるけど、一方で取り上げている7人以外にも名...続きを読むを知られた女性政治家はいる。そのなかでこの7人はどことなく共通するものが感じられないだろうか。信念の人、努力の人、転んでも起きる人という印象だ。朝日新聞の女性編集委員を務める著者が「これだ。根拠のない楽観主義、自己肯定感。成功する女性政治家はみな、これを持っている。何であっても成功するにはこの自己肯定感が大事なのだろう」(p.70)と述べているがうなずける。 私にとっては好感(あるいは関心)をもっている人ばかりだったので、読めばそれぞれがあっぱれな人物に思えてくる。そういう人も政治家(でもある)人生のなかで、ずっと一筋でいるわけではない。覚悟が決めたり、どこかで一皮むける体験をしていることが彼女たちを打たれ強くぶれない人にしているのではないかと思う。中央の政治家だけでなく、中川智子、高井美穂といった地方に戻った政治家も取り上げている。中央や上を目指すばかりでなく、おかれた場所に地に足をつけて生きてい柔軟な姿を示しているのもこの本の価値だと思う。 ただ、この書題はどうなの。『女は「政治」に向かないの?』って……向かないはずじゃないじゃん。向かないとしたら向くようにしないといけないよね。
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女は「政治」に向かないの?
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秋山訓子
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