オスマン帝国の解体 文化世界と国民国家

オスマン帝国の解体 文化世界と国民国家

1,045円 (税込)

5pt

4.4

民族・言語・宗教が複雑に入り組み、多様な人々を包み込む中東・バルカン。その地を数世紀の長きにわたり統治したオスマン帝国の政治的アイデンティティ、社会統合、人々の共存システムとはどのようなものだったのか。帝国の形成と繁栄、解体の実像、そして文化世界としてのイスラム世界の伝統を世界史的視点から位置づけ、現代にまでつながる民族紛争の淵源を探る。

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オスマン帝国の解体 文化世界と国民国家 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年12月31日

    オスマン帝国の歴史に触れたくて読み始めたところ、第1部が理論編で思いのほか難しく、うぅ、これは厳しいかも…と、尻込みしそうになりましたが、我慢して1部を読んだら、2部以降が俄然面白く読み切れました。
    構成の妙ですね。

    0

    Posted by ブクログ 2021年02月16日

    最高に勉強になった
    ただ、最初の方に、オスマン帝国の歴史をざっとまとめてあるが、それでもその部分は長く、早く本題に入ってほしいと思った。
    割と薄い本だが、オスマン帝国が、その版図にあった現代の国家に与えた影響を考える上では重要。

    0

    Posted by ブクログ 2020年02月01日

    題名はオスマン帝国の勃興とその落日のようだが
    主役はそこでなはなく
    現代でも主要な民族紛争の舞台である
    バルカンおよびパレスティナ
    その原因のひとつとして地域的特性を挙げ
    近代以前のオスマントルコによる統治と
    近代以降の
    西洋ナショナリズム(ひとつの民族ひとつの国家)による
    「西洋の衝撃」を解く論考...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年03月13日

     イスラム教を母体とするオスマン帝国について学ぼうと手に取った。
     著者によると、オスマン帝国時代、いわゆるイスラム世界は、他宗教を排他的に扱うのではなく、他宗教に課税等の義務を課しながら共存する社会を構築していたという。本著ではイスラム教の融和的な側面に焦点が当てられている。
     人間というのは、宗...続きを読む

    0

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