ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
6pt
年齢も、家庭環境も、性格もてんでばらばらな小学生たち8人が、毎朝いっしょに騒がしく登校する様子がユーモラスで繊細な文章で生き生きと書かれています。小学生って、たった数ヶ月でこんな風に自分とは全然違う他人たちとの関わりあいの中でそれぞれ着実に成長していくのだ、と納得させられる圧倒的なリアリティがあり、優しくありたい、賢い大人になりたい、と前向きな気持ちになれる爽やかな感動作です。
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
現代の子供達ってこんなに語彙が豊富だったり感性が豊かだったりするのだろうか。自分自身が小学生の頃ボーっとしてたから、そう思う。まあ今の情報量の多さや取り入れやすさも影響しているのかなあ。 学年の差や家庭の差、親の関わり具合の差、成長度合い、発達度合い、全てが混ぜこぜになる通学時間の一瞬のお話しだけ...続きを読むど、そしてこの状態が大人世界でも通じるようなそんな印象 自分のこと、他人のこと。豊かな時代だけに見えてくるものが多く、複雑だ。それでも関わりを捨てずに考え続けることが必要だと思った。
小学校の登校班の物語。小5の副班長の男の子、ユッキーの目線から班長のかさねちゃんをはじめ、個性的な班員との毎日の記録。 読み始めてすぐに思ったのは、このテンポ、このノリ、団地トモオのテンションに似ている…!ということ(笑)太郎と次郎のやりとりが特に。 登校班という大人になると思い出すことのない記憶が...続きを読む蘇ってきた。黄色い旗もらった時は嬉しかったなぁとか。 会話のやりとりが面白くて一人一人のキャラが可愛い。 リュウセイは結局どういう経緯でおさまったのか、とかミツのお母さんはどんな人なんだ、とか、間宮様とか、子どもらが吸い寄せられる人工芝って…とか、いろいろツッコミどころが多いけど、ユッキーという小5の理解範囲ってこれくらいだよな。と。そういう書き方もとてもうまいと思う。ユッキー以上にツッコミながらくすっと笑いつつ読みました。ユッキーの花言葉にうけた(笑) 忍者に関しては私もよくやってたから一緒にやりたいと思った(笑) 最後に近づくにつれてなぜかページめくるのが慎重になった、不思議な本です。結末を知りたいという気持ちより、読み終わりたくない気持ちが強かった。 リュウセイの感覚の鈍さが切なくて、大人の対応やぎこちなさがすごくよくわかって、なんだかな…。ユッキーを通して感じるリュウセイのほうがすごくまっすぐだと思った。 ミツものんたんも次郎も太郎もマユカもリュウセイもユッキーもかさねちゃんも、みんな可愛くて優しくていい子達!
これは良かった! 人からおすすめして貰った本だけど私もおすすめしたい! 小5男子の口語体(書き言葉体?)で書かれた登校班のお話で、エピソード満載だし、あり得ないくらい砕けた文体なのに、やり過ぎ感が無くてとても自然。 一人称ながらあんまり偏った感じがないのがすごいなー。語りべユッキーがいいやつだか...続きを読むらかな。かさねちゃんは超人だけど、ユッキーだってなかなかだ。 で、太郎次郎(だけでは無くて他の部分もだけど)の行動についつい笑ってしまいました。 忍者禁止とかなんだそれ!シャチハタでタコとかやりがち!笑 いろんな感情や行動がちゃんと描かれていて、笑えるんだけどじわっとして、透けて見える大人の世界は色々ふくざつで… でもこの本はあくまで爽やか。 爽やかに登校班を毎日がんばって、モヤッとして、楽しんでる。 これ、ほんとの小学生が読んだらどう思うんだろう。 リアル小学生過ぎてつまらなかったりするのかな。 それともやっぱり面白い?
かさねちゃんのすごさは(タイトルから)予想できたけど、特別なエピソードの入らないユッキーがいい子だなぁ、としみじみ。
登校班だけど小さな社会。はみ出しものリュウセイにとってもホッとする場所になっている。それはかさねちゃんの存在のお陰?だけじゃない!登校班みんなそれぞれ役割を持っている。
登校班で学校に行く間の子供たちのやりとりを、副班長のユッキーの目線で書かれています。 とにかく面白い。 題名のかさねちゃんは班長で、クセのある班の下級生にとても信頼されています。ユッキーは、来年かさねちゃんが卒業した後、この班をまとめる自信がありません。 学校に行くまでの子どもたちの会話には、そ...続きを読むの子の背景、家庭が見えてきます。突拍子もない行動に出てしまう裏には、抱えている家族の問題があったりするのです。 登校班のメンバーは、個性豊か。 ミツやリュウセイは、すぐに行動に出てしまうし、のんたんは、異常なほどに綺麗好き。太郎、次郎兄弟は、これぞ男子っていうくらい、子どもぽい。それに比べて、4年生のマユカはませている。 そんな、下級生のようすを、冷静に、優しく、時には凛と接するかさねちゃんは、ユッキーじゃなくても、憧れてしまいます。 かさねちゃんに会ってみたいと、つくづく思うのでした。
子どもにブッククラブより届いた本。 かさねちゃん!いい大人だけど私もかさねちゃんみたいになりたいよ。 集団登校をしたことがないけど、すごく楽しめる。悩んでいる男の子も素敵。
小学校5年生の「オレ」こと孝行(ユッキー)の語りで 登校班「南雲町二班」の、 11月半ばから2学期の終わりまでの1ヶ月ちょっとが描かれる。 その5年生の語りとか、 登校班の1年生から6年生までのメンバーが、 もう見事にリアル! それぞれ個性的なんだけど、 いるよいるよこういうヤツ、って感じ。 う...続きを読むざかったり、うるさかったり、 おどおどしてたり、潔癖症すぎたり、 乱暴だったり、言葉がたりなかったり、 突拍子なかったり。 唯一、6年生の班長の「かさねちゃん」だけは、 こんなにできた子は、ほんとにいるんだろうか。 (いてほしいけど)って、感じ。 最初は「これって、面白い?」 とビミョーだったんだけど、 だんだんクスッて笑っちゃったりして、 すっかり作品にはまってしまった。 確かに面白かった! で、読み終わって思うのは、 面白かったけど、でもこれ、読者は誰? そんなに大きな事件が起こるわけでもなく、 何かが劇的に解決されるわけでもなく、 でも、日常のちょっとしたことそれ自体が 「ドラマ」と言えば言えるかな、という感じ。 いちおう最後の場面では、さらっとではあるが、 語り手の成長が感じられるように、描かれている。 なんだけど、 小学生や中学生にとっては、ありふれた「リアル」で、 だから何?って感じかもしれない。 と考えると、「面白い!」と思うのは、 きっと「大人」なんだろうな。 親とか、先生とかが読むと、 大人が知らない子どもの世界がうかがえる、のかな? あれ? 同じような感想を、確か前作「アナザー修学旅行」でも書いたぞ。 この読後感、ひょっとしたら恩田陸に通じるかも。 恩田陸の作品では、もっとドラマチックにいろいろ起こるけど、 物語の最後は突き放した感じで、 終わってないと思うことがママある。 それは「おばさん」の感想で、 その終わってないところが若い人にはいい、と聞いて、 なんじゃそりゃ、と昔思った覚えがある。 この「かさねちゃんにきてみな」も、 ある意味「新しい」「今風」の作品なのかも。 物語として、盛り上がって決着をつけて、 というのじゃなくて、 たんたんと描いてたんたんと終わる。 何か決着なり結論なりを見いだすのは、 それを読んだ読者の心の中。。。なのかしら。 いやいやこの作品が「新しい」んじゃなくて、 単にわたしが「古い」のかもしれないけどね‥‥(-_-;)
小学生のころは、集団登校って行為だけで、こんなに色んな思いや出来事があったんだなぁ。 今さら感情移入はできないけど、その年齢の頃にで出会っていたら、夢中で読んでいたと思う。
小学生の登校班のお話し 期間もごく短い それだけといえばそれだけだが、それがおもしろい 5年生の男の子目線で語られる かさねちゃんは魅力あり過ぎだが、みんなそれぞれ個性的 素の顔がいいな この著者のデビュー作も読んでみたいと思った 班長がいやだったこと思い出したよ ≪ チビ連れて 安全愉快な 登校班...続きを読む ≫
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
かさねちゃんにきいてみな
新刊情報をお知らせします。
有沢佳映
フォロー機能について
「児童図書」の最新刊一覧へ
「児童書」無料一覧へ
「児童書」ランキングの一覧へ
お庭番デイズ 逢沢学園女子寮日記 上
「有沢佳映」のこれもおすすめ一覧へ
▲かさねちゃんにきいてみな ページトップヘ