国家の神話

国家の神話

『認識問題』、『シンボル形式の哲学』などの大著を完成したエルンスト・カッシーラー(1874-1945年)が、ナチスが台頭し、第2次世界大戦に向かっていく状況の中、最晩年に至ってついに手がけた記念碑的著作。国家という神話は、どのようにして成立し、機能するようになるのか。独自の象徴(シンボル)理論に基づき、古代ギリシアから中世を経て現代にまで及ぶ壮大なスケールで描き出される唯一無二の思想的ドラマ!

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国家の神話 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

     質量ともにヘビーで読み応え十分だった。
    『シンボル形式の哲学』のカッシーラーが、主に西洋の各段階における「神話」思考や「国家」概念を読み解いていく。もちろん網羅的ではないが通史的な思想史のようにもなっている。
     特にマキャヴェリについては、何章にもわたって詳細に検討されており、ここだけでもマキャヴ

    1
    2018年08月08日

    Posted by ブクログ

    とても楽しめた。
    ヘーゲル、マキャヴェリ、カーライルあたりが特に面白い。
    画一的な通説に惑わされることなく、入念なリサーチで獲得した知識をフルに使い、対象の人物の言説をを鋭く分析する。
    客観性を多分に含んだ論文で素晴らしかった。
    ナチズムの台頭を横目に見てきたカッシーラーならではのリアル味が文章の細

    0
    2023年06月20日

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