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男手ひとつで、心を込めて娘を育ててきたはずだった。そこに突然届いた「お父さん検定」。合格しなければ親権を奪われる。差出人は亡き妻の母だ。健康か。家事はできるか。娘の気持ちをわかっているか。数々の審査項目に細野一郎は七転八倒。「そうだ、夏休みに旅行に行かないか?」「私、留学したいんだ」「今なんて言った?」期間は二ヵ月、娘に相応しい父への道のりは遠い。『ボク妻』著者が描く、一風変わった家族の物語。
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Posted by ブクログ
高校生の娘と二人で暮らす一郎のもとに、ある日突然親権適性審査(=お父さん検定(一郎命名))。健康ですか? 家事はできますか? 娘の気持ちをわかっていますか? 合格できなければ親権剥奪。これまでヘルパーと外食に頼っていたところ、娘のためにと料理学校に通って料理の腕をあげたり洗濯をしたり。遠慮しがちな娘...続きを読むとの会話も、【失敗屋】という仕事を通して少しずつ本気で向き合えるようになったり。失敗屋という仕事の話もひとつひとつ面白くて、失敗屋としての話と、娘に対しての話とという両軸で話が進んでいく。最後の種明かし的なところでは、一郎と同じ気持ちでちょっと意外な気持ちになったりもする。 父親の宿命的な悩みと愛情を感じてほっこりするけど、ひとつ言いたいこととしては、この父娘は元々すごく良好な関係というか、仲が良いと思う。娘としての共感は少ししにくい(笑)
男手ひとつで娘を育てているところに、「お父さん検定」なる手紙が届き、親権を剥奪されないように努力するお話 さらに、その父親の仕事は「失敗屋」という、派遣先で失敗することを依頼されるもの お父さん検定の真相に関しては予想を裏切られた いや、まぁ近いといえば近いんだけどね それよりも、娘から聞かされ...続きを読むた告白に涙した も~、僕の琴線に触れる設定すぎぃー この手の設定に特に弱いのは何だかなぁと思いつつ、毎度泣けるんだよなぁ 娘の清江が留学を思い立ったきっかけは本当に偶然ってことでいいのかな? なんか、その辺も義母が関係してたんじゃないかと穿ってみてみたり 不満といえば、失敗屋という仕事や、派遣される先のキャラクター設定かな どうもご都合主義すぎる 現実のものとも違うし、一般的な創作のテンプレートとも違うのでかなり違和感 「現実問題、そんなに上手くいくわけねぇ」と思ってしまう 良くも悪くもテレビドラマ的 そう、よくも悪くもね 「僕の妻と結婚してください。」の作者ということもあり、やはり発想がドラマっぽいんだよなぁ このお話も小説ではなくドラマで見たらそんな設定にツッコミを入れなかったはず なので、小説ではなくドラマとして脳内で変換して読むのがよい
細野一郎に届いた「お父さん検定」なるもの。 健康であるか、家事が出来るか等… いったい誰が??ただ、心当たりがあった。 その日から、改めて父として相応しくなるために自分を磨いていく。 確かに、世の中のお父さんに読ませたくなるかも。 2017.9.14
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もう一度、お父さんと呼んでくれ。
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樋口卓治
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