この朝鮮紀行が何よりも特筆に価する点としては以下の点が挙げられます。
① 1890年代当時の実体験を極端な脚色もなく即物的に描写していると感じる点(皮肉は面白いw)。
② 旅先における各地の庶民との交流が手に取るように描写されている点(その当時の各地域の常識が垣間見えるようです)。
③ 社会政治経済あらゆる必要な事項を適宜適切に解説を加えてあると感じられる点(この点に関しては100%正しい解説かどうかは素人としては判別困難ですが)
④ 挿絵が多い(しかも上手い)のもさることながら、当時の写真が少なからず掲載されている!