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人工人格家電の自殺疑惑、非実在キャラクターを殺したと主張する被告人、雇用を迫る対人支援用ロボット。起こりえない事件を解決するため、男たちは燭台に火を灯す。それは「真実を映し出す」と語り継がれる、フォマルハウトの三つの燭台。
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Posted by ブクログ
面白かったー!!私好みのファンタジー!角が生えている兎、ジャカロップは燭台の眷属で、リアルな世界に住んでいる。燭台に火を灯すと現れるハンモクたち。過去にトースターのミウラに意識を乗っ取られたことのある知能家電管理士さんの本名を知るために、林蔵は三本目の燭台に火を灯す。「三つの燭台に火を灯すとき世界が...続きを読む終わる」あぶくのような人の世界。いったい何が現実なのか。誰が実在するのか。〈倭編〉ということは、続編もあるのかな。読みたい!
何これ!楽しい‼︎ まだ読んでる途中だけど、もー楽しい♪ 私の予想とかの斜め上どころか平行宇宙のどっか変なとこをくすぐってこられます。神林作品は網羅してませんが、アンブロークンアロー や 誰の息子でもない にもあったテーマだなぁと思って読んでます。人工人格搭載の家電とかVRで裁判とか、…ふふ...続きを読む…面白すぎです^_^ ところで、タイトルの〈倭篇〉て何のことかな?初出がメフィストだから、その後何か情報あるのかな?
フォマルハウトの燭台や角のある兎(とにかく)ジャカロップの魔術のような話かと思って読んでいたら,神林氏お得意の意識のありよう,存在の定義に関わる話となって,こちらの頭を整理しながらではあるが,とても面白く読んだ.で,結局林蔵どうなったの?
フォマルハウトで星を連想したので、てっきり久々に神林長平の宇宙ものが読めると思ったらそっちだったかー。 読書ばかりしている中年のニートってのはある意味自分に通じるとことあるし、子どもやペットを通じての付き合いが主な人の名前が判らないってのはあるあるだしで妙に身近に感じてぞわっときた。
神林長平の「人の鼻をつまみに来る」サイドのお話。 状況整理しながら読まないと、訳が分からなくなります。文章を手燭がわりにして、暗闇に包まれた物置を探るような感じ。 思弁的で面白いんですが、疲れました……。
始めは引きこもりの中年男林蔵くんののらりくらりしたちょっと不思議な話だったが徐々に雲行きが怪しくなり,世界の破滅やら装甲車,カーチェイスまがいのシーンもあり緊張感が高まる.自分も含めてどこまでが現実世界なのか判然としない.背表紙の反対側,右から見たのと左から見たので絵が変わる.とても象徴的.
最近の神林長平作品の中でも、どぎつい位な神林節炸裂。 ミステリ要素が強いので、先へ先へと頁を繰ってしまうのですが、最後まで読んでストンと落ちるどころか、煙に巻かれたようなモヤモヤ感が…終わり方は非常に綺麗ですけれど。インダストリー4.0な昨今に対しての辛口な意見とも取れなくもない。そう思うと、狂言回...続きを読むりながら教祖様に乗せられる主人公(?)が高齢ニートって云うのも、色々な揶揄なのかなとか考えだすと、1回読んだくらいじゃ勿体無い位の濃度だなあと。 ジャカロップもいいけど、やはり神林作品は猫が可愛いです。パンサ!!
序文が面白くて期待して読んだ 本編は全く違ってSF 本を斜めにすると兎(ジャカロップ)の絵が出てくる 反対に斜めにすると、燭台の絵が出てくる、芸が細かい かなり思弁的で理屈っぽい AIとか意識をロボットにコピーするとかSFと思ってたら いつの間にやら新興宗教の教祖様とやらに ...続きを読む仮想に現実が侵食されてく 時系列もめちゃくちゃになり存在とは、意識とは、という実在論の話に 結論 "語り手が消えて闇、来たる。" うーん 人を食った話とも受け取れるのでこれで終わりじゃない方がいいな 燭台やらパンサやらジャカロップとか魅力的なので 倭編とあるので別のが出るといいな もう少し違った形で
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フォマルハウトの三つの燭台〈倭篇〉
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