おそれミミズク あるいは彼岸の渡し綱

おそれミミズク あるいは彼岸の渡し綱

792円 (税込)

3pt

3.8

「ひさしや、ミミズク」今日も座敷牢の暗がりでツナは微笑む。山中の屋敷に住まう下半身不随の女の子が、ぼくの秘密の友達だ。彼女と会うには奇妙な条件があった。「怖い話」を聞かせるというその求めに応じるため、ぼくはもう十年、怪談蒐集に励んでいるのだが……。ツナとぼく(ミミズク)、夢と現(うつつ)、彼岸と此岸が恐怖によって繋がるとき、驚天動地のビジョンが"せかい"を変容させる――。

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おそれミミズク あるいは彼岸の渡し綱 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     山の中にある屋敷。そこの座敷牢に幽閉されている下半身不随の美少女ツナ。この設定だけで、もう妖しすぎる。土の匂い、まとわりつく空気感、座敷牢の薄暗さ、そこで暮らすツナの正体とは?

     ミミズクこと逸見瑞樹は両親を亡くし、田舎に住む叔母夫婦の元へ身を寄せている。そして10年間毎週欠かさず、座敷牢のツナ

    0
    2022年07月03日

    Posted by ブクログ

    初めましての作家さん。
    読み友さんからの紹介だんですが、文章が好みじゃなくて
    断念しようかと思っていたのですが、評価が高かったので
    我慢して読んで正解でした。
    東京から来たという拝み屋や霊媒師を
    探している男と偶然会ってから様相が変わる。
    虫の知らせのような情報伝達の仕組みや
    人の特定の感情や知識を

    0
    2022年10月08日

    Posted by ブクログ

    山奥の屋敷の座敷牢で微笑む白装束の少女ツナ。
    ミミズクこと逸見瑞樹は両親を失い田舎に越してきた十年前からずっと週に一度その座敷牢に通い、彼女の望むままに蒐集してきた怪談を語って聞かせる。
    胃潰瘍になろうともおかしな夢ばかり見ようとも、ただひたすら彼女の為に恐ろしい話を求めていた瑞樹の前に、ある時拝み

    0
    2018年11月17日

    Posted by ブクログ

    週に一度、座敷牢に閉じ込められた少女ツナに、怪談話を聞かせに行く瑞樹。もう十年にもなるそのことは、誰にも秘密なのだけど・・・。はじめは、ちょっと退屈な感じだったのだけど、多津が現れてからは、トントンと読み進められ、面白くなってきた。その後も、思ってた以上の展開になっていくので、読み終わる頃には、いい

    0
    2017年06月13日

    Posted by ブクログ

    面白かったような、イマイチ入り込めなかったような、なんとも評価しにくい読後感。
    怪談話が続くのかと思えばそうでもない。けれど「ギチギチした赤いの」がすごい印象に残って怖いw
    エレベーターって結構恐怖の対象だと思う。
    幼いころは良く、箱が来てないのに扉が空いて落ちる夢とか見たなぁ……

    0
    2021年03月26日

    Posted by ブクログ

    和風ファンタジー→和製怪奇→ちょっとSF→都市伝説的雑話、なボーイミーツガール。あの世の概念がおもしろかったです。

    0
    2017年03月13日

    Posted by ブクログ

    好みかどうかというとあまり好みではなかったけれど、楽しめした。
    前半のじっとりとした雰囲気、ラストの清々しさがとても好きだな、

    0
    2017年03月12日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    例の『鬼談百景』と同じく、いつの間にか机の上に置いてあった本。
    というか、この表紙にはぶっ飛びました。「な、なんじゃこりゃ!?」ってw
    中身は異界が出てくる話なんですけど、この表紙の世界観はそれなんかはるかに凌駕する異界さだったもんで(泣)

    もう読み始めから「こりゃ(ある意味)異界だわw」だったわ

    0
    2018年12月23日

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