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「金脈問題」で退陣する田中角栄の跡を襲った、「クリーン三木」の正体は、想像を絶する「政争の怪物」だった。翼賛選挙を非推薦で勝ち上がり、戦後の混迷する政局を泳ぎ回った稀代の策略家の実像とは? 「綺麗事を武器にしろ」「昨日の敵は今日の友」「もっと火を大きくしてこい」……三木武夫の権謀術数の数々を生き生きと描き出し、かつて日本政治にあったはずの「政治の定跡」をよみがえらせんとする文庫書き下ろし意欲作!
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Posted by ブクログ
著者の独特な見識・言い回しにより、「三木武夫」という人物の毀誉褒貶を描いている。田中角栄との対比構造も興趣深く、我々日本人としてのナショナリズムを思い起こされる。
【切って貼って、結局切って】クリーンな政治家像を売り出し、田中角栄の後継として首相に就任した三木武夫。そのイメージとは異なる卓越した政争家としての一面にクローズアップした作品です。著者は、日本近現代史に関する多くの著作を持つ倉山満。 著者の評価軸が非常にはっきりしているため、読んでいて好き嫌いが分...続きを読むかれる作品ではあると感じましたが、あまり類書が多くない三木武夫に関するわかりやすい半生録としてオススメしたい作品。本書を読むと「クリーン」というよりは、「機を見るに敏」という印象を強く受けました。 〜三木武夫は、最大限原理主義者を装った機会主義者と言えます。〜 三木武夫から眺めた日本近現代史という意味でも☆5つ
昔の政治家三木武夫の凄みがわかる 政治目的をもたないダメ政治家の姿も見られるが 今ならほぼ全員あてはまる情けなさデス・・・
よくこう言う面倒臭いことを考えて生きていけるもんだ。 政策を政局の具としてしか使えない政治家。あるいはその凄まじさ。 もっとも今の政治家はこのレベルですらない。
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政争家・三木武夫 田中角栄を殺した男
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倉山満
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