リトル・バイ・リトル

リトル・バイ・リトル

460円 (税込)

2pt

ふみは高校を卒業してから、アルバイトをして過ごす日々。家族は、母、小学校2年生の異父妹の女3人。習字の先生の柳さん、母に紹介されたボーイフレンドの周、二番目の父――。「家族」を軸にした人々とのふれあいのなかで、わずかずつ輪郭を帯びてゆく青春を描いた、第25回野間文芸新人賞受賞作。

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リトル・バイ・リトル のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    悲劇のヒロイン的ふるまいをするわけでもなく、淡々と毎日を生きてくふみさんがすごく好きだなあとおもった

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    2021年06月05日

    Posted by ブクログ

    高校を卒業してからアルバイトをしながら生活する主人公。
    それを取り巻くどこか愛くるしい登場人物たち。
    この小説のあとがきを見てハッとしたのを覚えてます。
    詳しくは思いだせないけど、あとがきを見て初めてこの本のタイトルの意味に気付かされ、小説って奥が深いなーと感動しました。
    小説の内容はそこまで深いと

    0
    2011年06月15日

    Posted by ブクログ

     表紙の写真と『リトル・バイ・リトル』というタイトルからなにか伝わってくる気がした。

     主人公の橘ふみは、父親の違う妹の面倒を見る。全く当たり前に。逃げた父や頼りない母に代わり、進学をやめ働くことにも一切ためらいが無い。
     今どきでもこんなコが居ると信じたい。疑ったりし斜に構えたりしないでそう

    0
    2011年02月27日

    Posted by ブクログ

    ふみさんの性格をよく知るには短い物語だった。
    あとがきで作者が書いている通りの『外側から見たら不幸そうでも、心通う人達と過ごせれば楽しく生きていられるという楽しい作品』というのは伝わった。
    登場人物は皆魅力的だったのでもう少し長い作品でこの人達をもっと知りたいと思った。

    0
    2022年04月19日

    Posted by ブクログ

    野間文芸新人賞受賞作!
    高校卒業した女の子が主人公で、島本さん作品の女性は自分を大事にしてくれる人を傷つけがちだけどこの話の中ではちゃんと大切に想い返しててほっとできる一冊だった☺︎
    10代後半の時期って近くにいる大人とか環境の影響を大きく受ける大切な時期だなってすごく思った
    暴力を振るう実の父親が

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    2021年06月03日

    Posted by ブクログ

    何か特別なことが起こるわけではない日常。それだけ考えると、一見つまらなくも感じられますが、おそらく私も、そしてあなたもみんな、日常とはそのように特に何か起こるわけでもなく、朝が来て、夜になるその繰り返しなのだと思います。でも、そんな言わば平凡な日常の中でも日々少しずつ何かが変わっていっていることに気

    0
    2020年11月23日

    Posted by ブクログ

    この人の文章は好きだな、と思った。大げさじゃないことばの中に、大切なものが詰まっているような。

    思い出してまた読みたくなる1冊。

    0
    2016年07月19日

    Posted by ブクログ

    タイトルがしっくりとくる作品。『蹴りたい背中』以来。
    少しずつ揺れ動く気持ちが繊細に描かれていて、とてもリズムが心地いい。

    0
    2015年11月02日

    Posted by ブクログ

    派手さはないけど、穏やかな日常が心地よい。主人公ふみの家庭は母はバツ2、父親の違う妹ユウちゃんと複雑な環境だ。ふみはバイトで働きながらも、会えない父への想いや、自分の悩みを他人に打ち明けられない苦悩が印象に残った。あと、脇の登場人物の言うことも深い。書道教室の柳先生が言った「どんな言葉にも言ってしま

    0
    2015年02月24日

    Posted by ブクログ

    悲しくてもうれしくても、時は淡々と流れていく。人と出会い、別れ、でも日々は過ぎて行く。特に大事件はなくても、人それぞれ、多かれ少なかれドラマがある、そんな日常を簡潔な文章で紡いでいる作品。ひとつひとつ、一歩ずつ、そして次第に胸が温かく、明るくなる。こういう作品、好き。

    0
    2014年06月12日

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