われら猫の子

われら猫の子

639円 (税込)

3pt

3.2

子どもをつくることを躊躇(ためら)う夫婦のわだかまりが解ける瞬間、処女のまま産み育てた息子が復讐しに来ると思い込む母親、あるはずのない異性器を持ちたいと切望する男女の交わり、死んだ父親に生きているふりをさせる少年少女たち……飛翔する想像力によって先入観を超え、固有の物語を紡ぎ出した傑作短篇集。

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われら猫の子 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    どれも好きな話だけれど、特に「紙女」がよかった。
    紙であることがどういうことなのか、言葉を書くということがどういうことなのかについて考えさせられる。
    すべてが終わったあとに書かれたこの話を紙に印字された本という媒体によって読むことを思うと、渦巻きにはまっていく気がする。

    0
    2011年01月08日

    Posted by ブクログ

    表題作「われら猫の子」を含む11作品からなる短編集。読んでいると現実と空想の間を浮遊しているような感じになるような作品が多い。
    義父母に子どもを強く求められつつも、それを静かに拒み続ける成人、そして妻であり彼らの子でもあるマサコは強く反発をする。この『われら猫の子』は、前に読んだ『植物診断室』でもそ

    0
    2013年02月28日

    Posted by ブクログ

    短編で色んな話があったけど、表題作の「われら猫の子」より最後の「エア」が一番面白かった。「夢を泳ぐ魚たち」「紙女」も印象的。

    0
    2012年04月12日

    Posted by ブクログ

    面白かったが、一部の話があんまよくわからなかったです。
    深いのかもしれないですが。

    ペーパームーンと雛が好き。
    紙女が悲しかった。

    0
    2010年04月10日

    Posted by ブクログ

    ちょっと怖さを覚えたような幻想譚でした。
    (ファンタジーって言えない気がする)

    「夢を泳ぐ魚たち」と「エア」あたりが
    飛んでて良い感じでした。

    0
    2010年03月08日

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