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化粧品メーカーの研究部に勤める秋山箱理、27歳。箱理の祖母は常に真白な化粧をしており、素顔は誰も見たことがないため、「妖怪シロシロクビハダ」と言われている。ある日、弟が婚約者を連れてくるが、祖母だけは猛反対! それをめぐり、祖母の"白塗り顔"の秘密がついに解き明かされる! 登場人物のドラマを温かく、切なく描きながら、女心と化粧の切ってもきれない関係を鮮やかに描く成長物語。*『シロシロクビハダ』改題
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Posted by ブクログ
比喩表現がとっても素敵だしおもしろいお話だった。 独特な世界観を持つ女の子目線で描かれた世界はおもしろいな~
こういうのも書けるのか、椰月美智子さん凄い。 いや、るみ姉も似た感じか。 いい人そうな人たちしか出てこなくて気持ちいい小説でした そうだよ、名前、違和感あつたの
お仕事小説に分類したが... ファンタジー成分も満タンである(^ ^ ちょっと「不思議ちゃん」な主人公 箱理と、 その肩に乗ってる茹でダコのタコリ(^ ^; 幼少期から、何かにつけて箱理を導いてくれた、 お姉さん的茹でダコ...のはずだが、 本作においては意外と影が薄い(^ ^; っていうか、扱...続きを読むいが雑(^ ^; 妖怪シロシロクビハダのお祖母ちゃんとか、 ベースメイクが緑色の「弟の婚約者の母」とか、 他に強烈なキャラがたんと出てくるので、 肩の上の茹でダコなんてへ! ...みたいな(^ ^; 一応は、箱理の成長につれて タコリの存在が薄くなっていく、という設定かと。 さらに最後の方で「正体」が暗示されるシーンも。 化粧品メーカーの開発職である箱理が主人公だが、 ストーリー的にはおばちゃんの話の方が 「物語性」が高いような気がする。 ただ仕事中のシーンや、周囲とのエピソード、 筋の「ジャンプの仕方」など、非常にテレビ的。 映像化したら「OL受け」しそうな作品である。 はて、お祖母ちゃん役はどの役者さんが...(^ ^;
椰月さんらしい独特の世界観でぐいぐい読みました。ちょっと生真面目で自分の世界に籠もりがちの主人公が他人とのやりとりを一所懸命するのだけれどちぐはぐになったり勘違いされたりする感じとかにはすごく共感したし、シロシロクビハダとかタコリとかの突拍子もない設定も、読み進むうちにきちんと落とし前をつけてもらえ...続きを読むてスッキリ。面白かったです。
化粧品会社に勤める「箱理」を中心とした心に温まる家族の話。 とても楽しく読めた。 椰月さんは主人公を取り巻く家族の物語を描くのがとても上手いと思う。 最初から最後まで面白く読めます。
化粧品会社に勤める27歳女性の兄弟と両親と祖母、そして肩に乗っかったご意見番タコの物語。特に大きな展開はない。
正直タコリは必要ないんじゃないかと思ったけど、最後まで読んだらまぁ納得。 でもファンタジーはやっぱり苦手だ。 おもしろかったのは箱理の仕事内容。 感覚を言葉にするってすごく難しい。
家族にさえ素顔を見せない祖母の謎。白塗り顔の秘密とは。女にとって化粧とは何かを鮮やかに描く超変化球小説。 いつもの椰月作品とは異なるので、その世界観に馴染むことができないまま読みおわってしまった。あるいは乙女心は男には理解できないものというところかも。タコリの存在も私にはネックだった。(「シロシロク...続きを読むビハダ」を文庫化につき改題)
化粧品メーカーでファンデの開発をする箱理の祖母は白塗り肌。 自分の子供にさえ素顔を見せない祖母がなぜ白塗りになったかが、徐々にわかっていく様は面白かったかな。 でもちょっといろんな事が中途半端に終わっちゃった感じは否めない。 私はお化粧にあまり頓着しないところが箱理と同じなので、お化粧しないと女じゃ...続きを読むないと思ってる人の事は理解できないけど、お化粧をする事によって自信が持てたりお化粧以上の輝きを保てるようになるなら、それもいいのかなぁと多少は思ってみたり。 内からも外からもバランス良くが大事。 あと、イメージしている事をちゃんと人に伝えるのって本当に必要なこと。ニュアンスだけじゃダメだ。汲み取ってほしいなんて甘えでしかない。ダメ。
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椰月美智子
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