ナスビ女王 手塚治虫文庫全集

手塚治虫

中学を卒業して故郷へ帰ったナスビ。伐採される運命だったイチョウの木を守ったことで、山の神がナスビの願いを叶えようと大奮闘。しかし、とんでもない形で夢は叶ってしまい、国境をこえての大騒動に発展する!? 継子いびりに、ミステリー、恋模様ありと、現在のストーリー少女漫画に通ずる骨組みを築いた傑作。表題作他、動物たちが暮らすとんから谷にダム計画が持ち上がったちょっと悲しい話『とんから谷物語』など3編を収録。 <手塚治虫漫画全集収録巻数>『ナスビ女王』 (手塚治虫漫画全集MT214『ナスビ女王』収録)/『とんから谷物語』 (手塚治虫漫画全集MT382『とんから谷物語』収録)/『そよ風さん』 (手塚治虫漫画全集MT314『そよ風さん』収録)/『ひまわりさん』 (手塚治虫漫画全集MT314『そよ風さん』収録) <初出掲載>『ナスビ女王』1954年5月号～1955年7月号 少女連載/『とんから谷物語』1955年1月創刊号～1956年3月号 なかよし連載/『そよ風さん』1955年9月号～1956年1月号 少女連載/『ひまわりさん』1956年2月号～12月号 少女連載

• カテゴリ: 少年・青年マンガ
• ジャンル: 青年マンガ
• 出版社: 講談社
• 掲載誌・レーベル: 手塚治虫文庫全集
• 電子版発売日: 2016年01月29日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 194MB

[ブクログ · ★★★☆☆]

　年を取るということを実感した。文庫版で手塚治虫を、総復習しようという目論見で読みはじめたが、スピーチバル―ンの部分が、細かくなりすぎていて、目がかすむ。なんということだ、マンガを読んでいて目がかすむとは。
　それにしても、初期の手塚は、興味深い。いろいろ感心したり、驚いたりしている時間は悪くない。ぼくは、本当は、立派になりすぎた、この人があんまり好きではないのだけれど。