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母を殺したのは、志村さん、あなたですね。少年から届いた短いメールが男の封印された記憶をよみがえらせた。若い青春の日々と灰色の現在が交錯するとき放たれた一瞬の光芒をとらえた表題作をはじめ、取りかえようのない過去を抱えて生きるほかない人生の真実をあざやかに浮かびあがらせた、珠玉の6篇。
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Posted by ブクログ
前回読んだ表題作がかなり好みだったのでその作品も入った短編を読んだのだが、他の短編もめちゃくちゃ良かった。頭がしびれる作品が多く、特に「台風」と「紅の樹」が最高だった。前者は淡々と語られるモノローグとラストの余韻が素晴らしい。後者は純粋なヤクザものハードボイルド。これが傑作で、ありがちなプロットなが...続きを読むら台詞まわしがとことんに粋。それがうすら寒くならずグッとくるのは藤原さんの余計なことを書かない文章に見事にマッチしているからだと思う。まだ半年あるが今年のベスト短編集はこれで決まりだ。
「書店グループNET21」の今年の文庫フェア『まちの本屋 のお客さんに聞いた 俺の一冊・私の一冊』の中で、40代 の読者がオススメに挙げていたので読んでみた一冊。 ハードボイルド、ユーモア、恋愛、ハートウォーミングなど ジャンルの異なる短編が6つ収められていて、本当に同じ 作家が書いたの...続きを読むかな、と思ってしまった。 特によかったのは企業小説と言える表題作『雪が降る』。 これにはしびれた。読み終えてしばらく動けなかった。 過去の痛みを引きずって、不器用ながらも通すべきスジは 通す。そんな魅力ある男達が奏でる物語は、痛い、切ない。 でも、ただ切ないだけではなくて、明日への希望が間違い なくそこにある。だから救われる。 本当にいい短編集。
台風 切ないなぁ こういう話。 兵藤さん どうしてるのかなぁ。 ピアノは無理でも ビリヤードは出来てるかなぁ。 生きててくれと願うのは酷かなぁ。 卓也は明子と結婚したんだね。驚いた。 戻って見たら 5歳くらいしか違わないんだもんね。 それもアリか。 どうしても学生時代って ひとつ歳が違うだけでも す...続きを読むごく違うから もっと離れてるのかと思った。 オトナになれば 5歳くらい なんてことないもんね。 雪が降る 志村さんも高橋さんもカッコいいなぁ。藤原伊織が描くオトコは いつもカッコいい。 とばされるヒトがこんなにカッコよくていいの? 笑 紅の樹 これも切ないよなぁ。 遠山さん いいオトコだなぁ。 切ない短編集だね トマト 全然わかんなかった 笑。 でも これはこれで良し。
再読。 やはり「伊織」作品は読み応えがある。構成がしっかりしている証だろう。 新作が読めない事の無情を感じる。
表題作、ある部分が、めちゃくちゃに、最高に、もう、ほんとに!いい‼ たまらない気持ちにさせる、奇跡のような告白。 なんていう想いなんだろう‼ <再読>2012.07.30 は〜〜、もうほんとに好きな本だな〜。 初回は「雪が降る」の余韻にきゅうきゅう締め付けられていたが、 今回は「紅の樹」の儚い...続きを読む切なさにも同様に締め付けられた。 藤原さんの視点が大好きだ。 趣きの違う「トマト」も、軽妙でいいもんだなぁ
短編集。 飽きがこない、全篇違う姿を見せてくれます。 『台風』が一番好き。 すごく好き。
うーん渋い!贅沢な短編集でした。それぞれにちがった味わいがあって極上の読書タイムとなりました。人物がとても魅力的に描かれていて男性にも女性にも憧れてしまいます。
藤原伊織は「テロリストのパラソル」や「シリウスの道」でお気に入りの作家で、この短編集「雪が降る」も、らしさ満載でとても心に沁みる。 昨年亡くなっちゃいましたよね。とても残念。 表題作の「雪が降る」がとても良い。 お得意の企業を舞台にし、同期で出世競走の先を行きながらそれを笠に着ぬ上司、気の利いた美し...続きを読むい女性の部下、将来有望の若手社員、そしていつものごとくほとんどアル中ながら有能さだけを武器に会社に残っている主人公。 しかしこれは企業小説ではなく、そうした舞台まわりの上に描かれる「男と女の情念」と「父と子の信頼」と「男と男の友情」を繊細に描いた絶品(もちろん「サラリーマンの矜持」というところを描いたところもありにして)。 『きみは、お父さんを尊敬しているか』『尊敬しています。母とおなじくらい好きです。志村さんがなさっているそのネクタイ、きっと父のでしょう?』 ここだけ読んでも分かんないと思うけど、こうした父と子でありたいと思う。 その他の作品もそれぞれに味わい深く、何かを背負ってストイックに生きる男の姿に心打たれる。 「テロリストのパラソル」の島村が登場するのもお楽しみで。 ピントはずれの解説がウザい。
藤原伊織の短編集。 各話其々良かった。 うまく言えないけど、じんわりと来る得体の知れない良さがあった。 中でも「台風」「雪が降る」「紅の樹」が好き。
短編6編収録。 中編集「ダナエ」より面白かった。 黒川博行に似ていると思っていたら、解説が黒川博行氏。 著者とは気の合う友人なのだそうだ。(解説当時、著者は存命)
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