コーヒー・ハウス 18世紀ロンドン、都市の生活史

コーヒー・ハウス 18世紀ロンドン、都市の生活史

1,265円 (税込)

6pt

3.4

17世紀半ばから1世紀余にわたり繁栄を見せた欧州カフェ文化の先駆、コーヒー・ハウス。そこは政治議論や経済活動の拠点であると同時に、文学者たちが集い、ジャーナリズムを育んだ場として英国に多大な影響を与えた、社会の情報基地でもあった。近代都市・ロンドンを舞台にした、胡乱(うろん)で活力にみちた人間模様と、市民の日常生活を活写する。(講談社学術文庫)

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コーヒー・ハウス 18世紀ロンドン、都市の生活史 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    コーヒーハウス。店には美しい女店員がいて、店を明るい感じにしている。それらの美人が愛嬌のある眼差しで、タバコの煙に満ちた店内に誘い込む。空いてる席があればどこでも座ってもいい。大きなテーブルが一つあり、そこでいろいろな話題について議論している。あちこちのテーブルには官報や新聞、雑誌などが置かれて客の

    0
    2024年05月15日

    Posted by ブクログ

    18世紀のロンドンで流行したコーヒーハウスは、ただコーヒーを飲むだけの場所ではない。様々な人が集い、議論するこの場所で、ジャーナリズムや文学が育った。保険や郵便のシステムも。

    難しくはないのに知的好奇心がくすぐられ、満たされた、心に残っている本です。大学時代の最初の一冊。

    0
    2013年11月02日

    Posted by ブクログ

    筆者は1949年生まれ。専門はイギリス文学、文化。本著は1984年に刊行されたものが2000年に学術文庫として出版されたもの。

    0
    2012年08月21日

    Posted by ブクログ

    コーヒーハウスには身分職業上下貴戝の区別なく誰でも見せに出入りすることができた。いわば人間のるつぼ

    政治、文学、経済の話、科学実験などが行われた

    17世紀のイギリスでは限られた場所でしか、情報、ニュースを得ることができなかった

    そんな中でそれをまとめるジャーナリズムが生まれた



    なぜコーヒ

    0
    2021年08月25日

    Posted by ブクログ

    イギリスと言えば紅茶のイメージしかなかったのだが、
    コーヒーが流行っていた時期もあったのだなぁ。
    その裏には文化、政治、はては植民地までもつながっているのが興味深い。

    0
    2014年08月31日

    Posted by ブクログ

    注目した点はおもしろく、網羅的。当時の書物からの引用が多く、時代の雰囲気を少し味わうことができる。ただ、それぞれの項目において、コーヒーハウスとの関わりを深く分析してほしかった。

    0
    2012年01月24日

    Posted by ブクログ

    17〜18世紀のわずか100年の間に、コーヒーハウスがメディアをいかに進化させたかを研究した論文。まだ情報の媒介が「人づて」であった頃のメディア論であり、王政復古前後のイギリスの動静を描く歴史論でもある。

    テーマが硬い割に読みやすいが、もう少し読者を引き込む工夫がほしい。範囲を拡幅して、革命の流れ

    0
    2011年03月24日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    イギリス社会の発展においてコーヒー・ハウスが果たした役割について概略的に紹介している本。もう少し掘り下げて紹介してほしいかな、と感じる部分も何か所かあったけど、総じて読みやすく、18世紀以降の流れを知るには有益だと思います。

    コーヒー・ハウスが保険業や郵便業の拠点となったというのは他の本でも読んだ

    0
    2015年07月03日

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