カレーライスと日本人

カレーライスと日本人

990円 (税込)

4pt

3.9

インドで生まれたカレーが、いまや日本の食卓の王座についている。日本人はなぜカレーが好きなのだろうか。われわれが食べているカレーはインドから輸入されたのか。アジア全土を食べあるき、スパイスのルーツをイギリスにさぐり、明治文明開化以来の洋食史を渉猟した著者が、「カレーとは何か」を丹念に探った名著。刊行後、『美味しんぼ』で詳しく紹介されるなど、日本の食文化論に大きな影響を与えた。著者による補筆を収録。(講談社学術文庫)

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カレーライスと日本人 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年05月04日

    日本人にとってもっとも身近な食事であるカレーライスの歴史をめぐる研究の記録。調べるほどに謎が深まる展開はまさに研究。オススメ!

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    Posted by ブクログ 2022年01月30日

    カレーを通じて外国との交流の歴史、日本人の社会の変化がわかるとてもユニークな本。読んだのは学生時代、25年以上前になるが、いまだに読んだときの充足感は忘れられない。

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    Posted by ブクログ 2016年01月26日

    それにしてもインド料理のスパイスは多種多様だ(p46-56).我々が日本で普通に食べているカレーはインド原産ーイギリス経由ー日本での改良品だ.アジア諸国の多彩な食べ物が日本に入ってきても,それをうまくアレンジして賞味する技は素晴らしいと感じた.日本料理の特殊性として,プロによる高級料理と家庭料理が大...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年10月20日

    カレーをネタににして、日本の食の近代化、肉食の受容を検証した内容と思われる。

    ちょうど、岩波から出ている辛島昇さんの『インド・カレー紀行』がインドにおけるカレー文化の発達と展開であったのと対になる内容であると思われる。

    明治に入り肉食を受け入れた時、その肉をいかにして食うかという問題に当たったと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年10月13日

    カレーライスは、インドでも、ヨーロッパでも見ない、日本独特の料理である。その起源がいつ、どこにあるのかについての本。よくこんなことを調べるものだと感心すると同時に、そんな奥深いカレーをいろいろと食べたくなる一冊。

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    Posted by ブクログ 2023年12月29日

    カレーとはどこから来たのか、
    日本人にとってのカレーとは、
    何がカレーなのか、
    かなり歴史を深く掘り下げ客観的に考察。

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    Posted by ブクログ 2018年12月08日

    カレーのルーツを知りたかったので、面白く読めた。
    ルーを使ったベーシックなカレーを無性に食べたくなる本。

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    Posted by ブクログ 2017年04月05日

    カレーライスがいかにして日本の国民食の立場になっていったか、その歴史を、イギリスまで行って確かめた人の本。
    他にもカレーのこといろいろ書いているようだけど、特に食指が動かない。
    そんな感じの文章と内容でした。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年03月03日

    「もはや日本食」といって誰もが納得するであろう、インド発祥、イギリス経由で入ってきて、それから日本化したカレーライスについての、インドでのその様を探っていく段階から、歴史や変遷をたどっていく、非常に面白い本。食いしん坊でカレー好き、さらに読書も好きな人ならば、小躍りしてしまうこと請け合いの良書でした...続きを読む

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