近代性の構造 「企て」から「試み」へ

近代性の構造 「企て」から「試み」へ

1,925円 (税込)

9pt

4.6

鐘楼が時計にかわったとき、近代は始まった。そして、いま――。人種・環境・差別・体制……。山積みの問題に、世界はあえいでいる。のりこえる道はあるのか。切断線としての1968年の意味を問い直し、時間と機械の精神が支配する「近代性」の根源を洗い出し、脱-近代を「試み」る意欲作。(講談社選書メチエ)

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近代性の構造 「企て」から「試み」へ のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    本書は、タイトルにある”近代性の構造”を、「時間論」「機械論」「自己規律論」の三点から批判的に検討。西洋近代のさまざまな思想のなかから、そのエッセンスを抽出していく分析は、各思想家の多面性を描き出していて興味深い。

    1968年を転換点として今日まで、いわゆる近代への批判が展開されてきたが、いまだ乗

    0
    2019年01月18日

    Posted by ブクログ

    面白かった。近代を体系的網羅的に把握できた。時間論が興味深かった。いやはやまだまだ勉強不足だと痛感。。

    0
    2011年08月13日

    Posted by ブクログ

    資本主義と社会主義。

    大きな”対立”する問題だとばかり思い込んでた私に、一撃を与えてくれた一冊。

    「近代とは何か」という問題意識は、おそらくこれからも強く持ち続けることになるような気がする。

    0
    2009年10月12日

    Posted by ブクログ

    「近代」という時代の本質について、この本ほど分かりやすく解説した本は少ないと思う。いわゆる今村哲学の入門書として最適な書。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    1968年のパリとプラハで起こった資本主義と社会主義の双方に反対する市民の運動には、象徴的な意味があったと著者は主張します。資本主義と社会主義は対立するイデオロギーと考えられていましたが、世界史的な観点から見ると、両者はともに「近代性」の精神的構造に基づいていると著者はいいます。1968年の事件は、

    0
    2019年06月11日

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