東日本大震災 石巻災害医療の全記録 「最大被災地」を医療崩壊から救った医師の7ヵ月

東日本大震災 石巻災害医療の全記録 「最大被災地」を医療崩壊から救った医師の7ヵ月

1,100円 (税込)

5pt

東日本大震災で最大の犠牲者を出した石巻市は行政や医療機関も機能がマヒし、「石巻医療圏」22万人の命は宮城県災害医療コーディネーターである著者に託された。状況不明の避難所300ヵ所、いつまでも減らない大量の急患数……かつてない巨大災害に、空前の大組織「石巻圏合同救護チーム」を指揮して立ち向かい、地域の医療崩壊を救った一外科医の思考と決断のすべて! (ブルーバックス・2012年2月刊)

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東日本大震災 石巻災害医療の全記録 「最大被災地」を医療崩壊から救った医師の7ヵ月 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    以前に購入していた本だったのだが、著者を知っている方からぜひ読んでみてと紹介され読んでみたのだが、本当に圧倒された。
    ・震災時の記録(クロノロジー)の重要性
    ・災害対応のキーワード(①事前の準備、②逃げない心、③客観的視点、④コネクション、⑤コンセンサス)
    ・被災者が必要とすることなら何でもやるとい

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    2022年01月24日

    Posted by ブクログ

     石巻赤十字病院に勤務する外科医だった著者の石井正さんは、2011年2月に宮城県知事から「災害医療コーディネーター」に任命され、わずかそのひと月後に東日本大震災に直面した。事前の備えがあったとはいえ、地域で唯一の災害拠点病院として石巻医療圏22万人の命を背負うこととなった。
     避難所のライフラインの

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    2021年03月06日

    Posted by ブクログ

    〇学んだこと
    1.石巻赤十字病院では、トリアージエリアの設置は訓練通り進めることができた
    2.震災発生から7時間後、陸上自衛隊が到着
    3.EMISが稼働しない問題にどう対処するか
    4.翌日の12日に、急患が779人(平常時は急患は60人程度)。翌日は1251人の急患。飛来するヘリは63機(事前訓練が

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    2020年09月21日

    Posted by ブクログ

    東日本大震災での石巻。
    行政も、民間も、交通機関も、医療機関も機能麻痺に陥った場所で、22万人の命を託された宮城県災害医療コーディネーターの記録。

    石井医師が、県から災害医療コーディネーターを委嘱されたのは、震災1ヶ月前。
    震災後は、医療活動のみならず、機能を失った行政の役割も果たさなくてはならな

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    2017年08月05日

    Posted by ブクログ

     2.5年前の大震災直後からの災害医療チームリーダーによる、迫力の記録集。とにかく色んなことを考えさせられる本となった。各記述の重みが凄すぎ、きついものもあった。しかしいずれも現場で重要なこと、視点ばかり。そして今を生きる自分の生活、仕事場にそのまま適用、活用可能というところに恐れ入る。この高い意識

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    2013年10月24日

    Posted by ブクログ

    石井先生は医師だが、傑出した一人ないし数名によって支えられている自治体は意外と多くあるようで、震災の局地的な対応を中心に書かれたこの本は多いに学ぶべきところのある本なのではと思う。

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    2013年07月07日

    Posted by ブクログ

    先日、執筆者の石井先生にお目にかかる機会があり、本著を手にとった。避難所のアセスメントシート、災害医療コーディネーター、エリアとラインの設定など、とても重要なことだと感じる。また先生がおっしゃっていた被災地での通信の重要性も具体的な内容で記述されている。今後の災害に備える上でぜひご一読をお勧めしたい

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    2013年02月10日

    Posted by ブクログ

    東日本大震災後に、はからずも時の人になった石巻赤十字病院の石井先生の著作。先生がノートに書きとめた重要な記録が元になったようで、必ず今後の参考になると思われた。
    この本を読んで初めて知ったことは、先生には災害医療コーディネーターなどのバックボーンがあったこと。単に一介の外科医が獅子奮迅、八面六臂の活

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    2012年10月19日

    Posted by ブクログ

    強力なリーダーシップで、震災時の災害医療を引っ張った方のナマの記録。

    被災地への医療提供というプロジェクトの立ち上げから終息までが、評論ではなく実践者の視点で綴られており、著者しか記し得ない貴重な書となっている。

    医療人でなくとも本書を通して得られるものは多く、特に何らかの現場を担当する人は必読

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    2012年05月06日

    Posted by ブクログ

    著者の本音で書かれた記録。多くの人たちが協力し、被災地で闘っていたかが臨場感をもって描かれている。
    筆者の情熱と強い意志が伝わってくる。

    石井さんの「雇用の促進を」という言葉が印象に残る。
    支援は状況とともに変化していく。

    今回のような大災害に備える為には地域レベルでの訓練・対策が必要であると強

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    2012年04月18日

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