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小さなチャンピオンたちが教えてくれること。生命とは何か? この根源的な問いに、私たちはいまだに答えることができない。ならば、極端な「エッジ」を眺めて考えてみよう。超高温、超高圧、高塩分、強放射線、強重力……過酷な環境をものともしない極限生物たちの驚異の能力と、不可解きわまる進化。そこには「不安定な炭素化合物」として40億年も続いた生命という現象の本質がある。(ブルーバックス・2013年12月刊)
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Posted by ブクログ
目次 はじめに 第1章 「生命とは何か」とは何か 第2章 極限生物からみた生命 第3章 進化とは何か 第4章 遺伝子からみた生命 第5章 宇宙にとって生命とは何か おわりに いやー、コレ面白かった( ´∀` ) 生命の神秘だなぁ. オートクレーブの設定温度がなぜ123℃なのか、!と思った. 極限...続きを読むの状態で生きる細菌のその脅威の能力をみると、一見無駄に高い能力のようなきもするけど、ふと、今の地球の状態がこのまま永遠に続くわけではなくて、水がない世界になるかもしれないし、放射能ががんがん降り注ぐような世界になるかもしれないので、そういった極限の状態でも生き残ることができるようになっているのかなと思った.人間なんてよわっちいもんだ. 自分の考え的には、物理学者的だったなと思う.ある条件が満たされれば生命は誕生するもんだと思っていた.だから地球外にも生命体はいるだろうと思っていた.この考えは完全に覆されたわけではないけれど、そんな簡単なものではない、考えを改めた.宝くじを全部買うくらいの投資をしないと当たらないものらしい.おおぅ.
テレビ等で拝見する長沼先生そのままの、 非常に分かりやすくとても興味深い内容です。 この本読んでる間中、 ずーっと「へぇ〜!!」って言ってました。 地球には普段の生活からは思いも寄らないような極限環境があり、 そこに住む生命体は想像も出来ない様な仕組みを持って生きている。 そして、その耐性は自然...続きを読むの地球上では起こりえない圧力、重力、温度、放射線量などにも耐え得るものでした。 となると、 それらの生命体は宇宙から来た可能性が? ってコトは、 地球外生命体の存在は確実にある? なんせ面白い!! 中学生にはちょっと難しいかも知れませんが、 高校生や大学生レベルになれば充分理解出来る内容だと思います。 社会人になると更に面白いと思いますよ♪ こんなに楽しく面白い講義はなかなか受けれませんからね♪
極限環境で生きる生物をあれこれ紹介してもらうだけかと思いきや、生命とは何かという問いに対し、極限生物、進化、遺伝子について触れながら切れこんでいく。起源を追求していくと、確かに物理学っぽくて面白い。 先日、息子の小学校で講演いただきました。大人も子どもも楽しめる面白いお話でした。
何度かほかの本のレビュー欄にも書いていますが私は高校時代、物理化学が大の苦手でした。50歳も過ぎてブルーバックスを手に取るようになるとは… これだけの情報化時代、生物学、生命学もどんどん進歩します。 今回学んだのは、生物が他の生物を取り込んだ事例は今まで二つ。生物細胞の中にあるミトコンド...続きを読むリアと植物細胞の中にある葉緑素。 そして3例目が深海で発見された。硫化物から有機物を合成する細菌を取り込んだチューブワーム。(チューブワーム自体は深海のドキュメンタリーで見たことがありますが、環形生物か何かだと思っていました。実際には口も排泄口もなく、どうやって生きているのが謎だった、と) 暗黒の世界で光合成と同じメカニズムが動いている。 ということで地球外生物、というと地球と同じような星を想像しますが、実際には水と熱さえあれば生命は発生できる(かもしれない)。有機物、水、火山の熱、という条件を満たす星は地球以外には、土星の衛星「エンケラドゥス」!と。 古代大気に雷を模した高圧電流を流すとアミノ酸まではできるがそれ以上はできない。一方、地球上の生物は圧力、温度、放射能被ばくなど、地球上ではありえない条件でも生きることができる生物がいっぱいいる。 さきのエンケラドゥスも衛星が土星の重力圏につかまって衛星になったと考えられており、案外生命の種は太陽系以外にあり、彗星に乗ってやってきたのかも、と。(宇宙空間でも死滅しない、というスペックになっているのではないか?) 大変刺激を受けました。
「生命とは何か」と問う時、「死」はけして切り離せない主題である。しかし、それはあくまで、生命はすべて「死」ぬということにおいてである。まさか、生命が「死」なないということから考えるとは思いもよるまい。「最強生物」と名高いクマムシ、そして実はそれより強いとされるネムリユスリカの乾燥幼虫の存在。他、摂氏...続きを読む122度の超高温、2万気圧の超高圧(地球上に存在しない)、濃度10%を越える高塩分(海水は3.5%)、毎時6000万シーベルトの強放射線(人間の法令で定められている上限は5万シーベルト)、40万Gの強重力(人間の上限は9G)、およそ信じ難い極限環境を、すまし顔でのさばる紛うことなき生命たち。著者の巻末見解、生命がエントロピー増大法則の中で、散逸構造をとりつつ、その増大を加速しているというのは慧眼。あらためて自己組織化の意味に思い馳せる。
タイトルの「死なないやつら」とは、高温や高圧、高放射能などの過酷な条件でタフに生き残る生物の事。これらを紹介するとともに、「生命とは何か」、さらに『「生命とは何か」とは何か』という事を考えさせられる本。生命の誕生はほんの偶然だという事から、今生きて家に住んで食事をして本を読んでいるという自分を不思議...続きを読むに感じた。
非常に面白かったです。 とんでもない極限の環境(高温、高圧、高重力など)で生きていける微生物の話だけでも面白いのですが、進化や遺伝子の話も良かったし、生命の起源の話も興味深かったです。 割と有名な話も多かったですが、生命観という統一的な視点で語られたのが良かったです。 生命から宇宙の話まで、難しくな...続きを読むく読めて、非常に楽しかったです。
ある分野で最強の極限生物のカタログをつくりたくて、ひもとく。 ・高温、低温、X線に耐えるクマムシ ・その上を行くネムリユスリカ ・メタノピュルス・カンドレリ:122度の高温 ・大腸菌:2万気圧 ・真空で生きるボツリヌス菌 ・ハロモナス・ティタニカエ:鉄を食べる ・ハロモナス:30%塩水 ・デイノコ...続きを読むッカス・ラジオデュランス:6千万マイクロシーベルト ・ハロバチルス:2億5000万年生きている ・パラコッカス・デニトリフィカンス:40万G ・セキユバエの幼虫。石油の中で生きる。
「生命」とは何かについて、極限状態に生きる生物や進化の観点から考察した本。 生命は物理現象のように数式で説明されるものではなく、様々な極限環境に生きる生物から見出されるように、多様であり、複雑なものであることを理解しました。 エントロピーの法則、散逸構造の観点から、生命と宇宙の関わりを説いた筆者...続きを読むの生命観に感銘を受けました。 全体を通して読みやすく、生命への理解が深まる本でした。
著者の講演を去年聞いて面白かったので買ってみた。 新宿での全4回のセミナーをまとめたものなので、素人にも 解りやすく、極限生物から生物の起源まで幅広く面白い。
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死なないやつら 極限から考える「生命とは何か」
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長沼毅
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