民藝とは何か

民藝とは何か

935円 (税込)

4pt

「民藝」とは、民衆が日常に使う工藝品である。民家、民具、民画を総称して「民藝」と呼ぶ。「民藝品たること」と「美しく作りたること」には、固い結縁があり、質素こそが慕わしい徳である。このように清貧の美を説いた筆者の理念とは? 昭和の初頭に創始され、現在にまで受けつがれる「民藝運動」の精髄を知るための格好の入門書。(講談社学術文庫)

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民藝とは何か のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    柳宗理を先に知って、彼のエッセイ読んだ後で彼の父である柳宗悦のこの本を読んだんだけど、もうあれね。父ちゃん圧勝!

    柳宗理もすごいけど、それとは比較にならないくらいの柳宗悦の思想の真剣さ、熱さよ。郷ひろみも真っ青の、アーチーチーアーチー具合。

    民藝とは関係はないですが、美術が何かわからないという理

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    2022年11月06日

    Posted by ブクログ

    実際に日本民藝館にも訪れてみたが、日々使われて用をなすことで価値が生まれる民藝品を通じて、「なくてはならぬもの」という存在から美とは何だったのか考えさせられる。
    今の自分の生活の中で日常に溶け込んでいるあらゆるものを見直したい。

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    2022年04月04日

    Posted by ブクログ

    アートとサイエンス、人間と機械、定性と定量、be or have、よく語られる最近の二分に共通する、民藝と貴族的工藝。この視点で読むととてもわかりやすい。

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    2022年02月20日

    Posted by ブクログ

    かなり哲学的というか思想色が強い内容だった。疑問は、現代には民藝の思想は残っていても「民藝」は残りえないのではないか、ということ。希少性はなく量産するものである、という特徴は、民藝品をつくることがとても少なくなった今、民藝品の物理的数にそもそも希少性がでてきてしまっているのではないかと思ってそれは民

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    2022年02月09日

    Posted by ブクログ

    国立近代美術館で柳宗悦没後60年の「民藝の100年」という展示や、近所の日本民藝館に行ったことなどもあり、民藝に興味を持って手に取った。
    柳宗悦は、ロダンを中心とする汎神論的な芸術の受容からキャリアをスタートしているが、彼の民藝評には汎神論的な感覚を感じる。なぜ民藝が美しいかと言えば、それは「用」の

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    2021年12月18日

    Posted by ブクログ

    名もない人が、生活のために拵えたもの。

    過剰さも、個性もいらない。無駄なものがないからこそ、美しい。

    わたしは、芸術なんて無駄なもの、ないならないで過ごせるもの、個性的で唯一無二のもの、でもなかったら、寂しくて自分の心が求めるもの。という風に思っている節がありまして、

    その対極にあるものが、民

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    2019年05月19日

    Posted by ブクログ

    ・・・・・書きかけ・・・・・


    柳宗悦は、49年前の1961年5日3日に72歳で亡くなった思想家・美学者・宗教哲学者。

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    2011年09月14日

    Posted by ブクログ

    まさに「民藝」の入門書として、提唱者の柳宗悦より平易な表現で、分かり易く解説されている。
    「民藝」は、明治近代化の中でしばしば登場する概念であり、その影響力から、言葉としては認識していたが、体系的に理解できたことは収穫。
    このように原則論を読んでいると、時代を超えた普遍性があり、現代においても意識す

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    2023年10月21日

    Posted by ブクログ

    駒場にある日本民藝館を訪問し、何冊か購入した中の一冊。
    民藝が好きで、民藝運動を興した柳宗悦さんやバーナード・リーチ先生らが好きで色々な作品を見たり読んだりしてるけど、そもそも民藝とは、という事を柳宗悦先生より直接教えていただいている様な感じがして楽しかった。
    民藝の価値をここまで高めた功績は偉大だ

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    2023年07月02日

    Posted by ブクログ

    読んでおかないとという本。同じ主張がずっと繰り返される。用と美と利。用を追求すれば美に至る。組合的な組織で、無心に、数多く作るのが大事。国の文化が豊かになる。利を追求した大量生産は画一的、効率的で美をうまない。
    美術品と工芸品の対比は正直よくわからない。どちらも美しいと感じるものはあると思う。

    0
    2021年11月29日

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