悪名の棺 笹川良一伝

悪名の棺 笹川良一伝

756円 (税込)

3pt

風呂の湯は半分まで――。贅沢を厭い徹底した実利思考と天賦の才で財を成すも、天下国家のために奔走し、借金だけが残った。腹心の裏切り行為は素知らぬ顔でやり過ごし、悪口は“有名税”と笑って済ませた。仏壇には関係した女の名が記された短冊を70以上並べ、終生色恋に執心。並外れた才覚と精力で金を操り人を動かした、日本の首領の素顔。

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悪名の棺 笹川良一伝 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2013年04月14日

     一人の男の生き方として、興味深いモデルを記述している。公的には、無私の精神で奉仕する。一方で、私生活では女性にだらしなく、家庭を顧みない。

    p.23
    「「学問のある者は学問をもって世の中に奉仕する、多少でも金のある者は金で奉仕する、それが私の主義だから」」

    p.35
    「学校で勉強するより、世の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年05月28日

    枝葉末節では同意できない部分もあるが笹川氏が戦後日本最大の社会事業家の1人であったことを疑うことはできない。
    「バクチの金で」云々という批判は社会的/肉体的不遇をかこつ人々の苦悩を救えない。
    溺れてる人を目の前にして水難防止策を協議するよりも一つの浮き輪を投げた方が余程役に立つのである。(尤も水難防...続きを読む

    1

    Posted by ブクログ 2021年04月17日

    笹川良一、名前は知っていたが素性を知らなかった。この時代福祉活動に目を向けていた先見性とエネルギー、昭和の傑物ですね。

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    Posted by ブクログ 2013年04月11日

    日本のフィクサーといわれた男。笹川良一の伝記です。川端康成をして『この男の事は私には書けない』と言わしめただけあって、一概に『悪』とはいいがたい人間像が浮かびあがってきます。

    日本のフィクサーと呼ばれた男、笹川良一。ノーベル文学賞を受賞した作家の川端康成をして『この男のことは私にはかけない』と言わ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年08月09日

    『大山倍達との日々』真樹日佐夫(著)に次の様な記載がある。-- 笹川良一全空連会長が直接大山倍達に会って説得したいとのことで、会合の場として料亭を指定した。
    技術部長として大山を遇する用意がある、といった話が持ち出され、1億円を提供するという話ががあった。大山は「
    講道館と武徳会の2つがあった頃、日...続きを読む

    1

    Posted by ブクログ 2019年08月13日

    箕面の滝道の入り口に笹川が母親を背をって道を歩く像がある。箕面市にゆかりがあるのだろうと思い手に取った。以前から巣鴨プリズン、児玉誉士夫、日本船舶振興会・・部分的には聞こえてたきた。この人物は何を残してきたのか、、最後までわからなかった。

    0

    Posted by ブクログ 2018年10月12日

    単行本が出た時に気になっていたので、100円の文庫で購入。結論としては、単行本で買わなくて良かったという印象。

    私の世代にとっては、火の用心、一日一善のおじいちゃんだが、本書で書かれていることもそれを越えるようなことはなかった。スキャンダラスなことを期待していたが、そういうことはほとんどなく、ミス...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年10月14日

    評伝としては、もう少し突っ込んだ感じのものを期待していたが、ちょっとふわっとした感じにとどまるものであった。

    0

    Posted by ブクログ 2013年07月10日

    人間笹川良一を簡単に知るには良い本かと思います。
    三男の回想が随所に登場するのは、多少のヨイショが感じられます…

    0

    Posted by ブクログ 2013年04月25日

    なんとなくの、イメージしかない笹川良一の本。
    子供の頃みたCMといつの間にか持っていた昭和の黒幕というイメージしか持っていなかったので本屋で見かけて思わず購入しました。
    読んだ感想としては混沌とし、思想や文化、社会システムが大きく変わる時に必要な人で信念がブレなかったんだなと。
    要約は巻末の解説の方...続きを読む

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