50％のユーレイ

長山新

「記憶を取り戻すか、ある人間の縁を結ぶ。縁を結ぶのは花びらみたいな――」ある雨の日、少女が足を滑らせて階段から落ちた。少女の前に現れた死神は、自分の身体に戻るために条件を出した。誰にも見えない透明の存在になった少女だが、偶然出会った少年だけは、なぜか少女のことが見えた。二人で少女が誰なのかを探っていたある日、少年の胸元に花びらみたいな痣があることがわかる――孤独な少女が見つけた希望。まさかのラストに、涙が止まらない！

• カテゴリ: ライトノベル
• ジャンル: 女性向けライトノベル / その他女性向けラノベ
• 出版社: 双葉社
• 掲載誌・レーベル: 双葉文庫
• 電子版発売日: 2019年03月15日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★★★]

とても面白かったです。描写がわかりやすく、序盤から世界観に惹かれ、サクサクと読むことが出来ました。結末はあっと驚くものではありませんでしたが、読みながらこうなったらいいなぁと思っていた通りの結末に嬉しくなりました。ベタなストーリーではありますが、面白く、素敵な本でした。

[ブクログ · ★★★★☆]

小学校6年生からハブられ、16才になっても目立たないようユーレイのように暮らしている主人公の女の子は、ある雨の日、死神屋敷と呼ばれる洋館に続く長い階段の途中から落ちる事故に遭います。記憶も失い生死の境を彷徨う女の子は「やる気のない神様」と、魂のある間に人の縁を結ぶか記憶を取り戻すことができれば、自分の体に戻れるという契約を結びます。仮ユーレイとなった女の子は、なぜか添島くんという男の子にだけ自分の姿が見えます。添島くんと共に、自分の体に戻るための活動を始めます。孤独な人生を過ごしてきた2人の恋愛ファンタジーです。

[ブクログ · ★★★☆☆]

アニメや漫画の原作としたら良い小説だと思う。
主人公の二人の惹かれる合うストーリーをもっと丁寧に描ければよかったんじゃないかな。