生き方の不平等 お互いさまの社会に向けて

生き方の不平等 お互いさまの社会に向けて

880円 (税込)

4pt

この日本社会で実際に選択できる「生き方」の間には、収入やジェンダー、年齢によって著しい不平等がある。子ども、若者、勤労者、高齢者というライフステージごとに、そうした不平等の実態とその原因について、数々のデータを用いて考える。そして、そこから脱却する道を「お互いさまの社会」の創造に見出してゆく。

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生き方の不平等 お互いさまの社会に向けて のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2016年03月12日

    現代の日本で、生まれ育った家庭や生まれた性別によって、ライフコースに不平等が生じていることを、子どもの貧困、格差論、労働論などを切り口に論じている。
    例えば、貧困の家庭に育つ子どもと裕福な家庭に育つ子どもとでは、様々な要因によって、進学率に差が生じ、それが就職にも影響してくる。また、女性であれば、家...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年12月20日

    ライフステージや性別などの属性が、貧困やそのリスクとどう関わっているのか、わかりやすくまとまっており、現在の日本を理解するためには、一助になる本。

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    Posted by ブクログ 2015年06月24日

    ゼミの課題本。今まで参考書のようなものをじっくりと読み進めたことがあまりないため、そういった意味でも勉強になった。
    しかし、度々出てくるグラフなどが複雑で、説明不足な所も多かったように思う。また、繰り返しが多く、無駄なのでは?と思う部分が多かった。
    特に新しい視点が出てきたわけでもないだろうが、まず...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年10月14日

    人は生まれながらにして、生まれた親、家によって不平等のスタートが始まる。
    学生時代も親の経済状況による不平等。
    就職する時もタイミングによって、不況・好況の不平等。
    結婚しても家族構成や社会保障の不平等。
    社会にでも男女の不平等。

    これらの解決を図ろうという話ではなく、
    その中でもミクロな視点に落...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年10月11日

    思うことは・・・、お互いさま社会の中で他者感覚を磨くことができるヒトはすでに「勝ち組」ではないのかと。
    お互い様・・・というからには、無計画に生きて来てヒトもまた、健全に生きてきたヒトになんらかの他者感覚を持っていただかなくてはなりません。
    結局、お互い様・・・と言いつつも、それは他者感覚を持つ「余...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年08月31日

    タイトルにインパクトがあり、自己啓発のような柔らかいサブタイトルであるわりに、読んでもあまり得るものがない。岩波新書だし、東大教授なのでしっかり参考文献も出し、図表も豊富に提示してあるが、ここで問われている、少子化、若者の貧困、未婚・晩婚、高齢化などの問題は、すでに先行の論者たちが論じてきたことの焼...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年02月26日

    生き方の不平等。人生のうちでどれだけ主体的な選択決定をすることができるか、世代別の貧困に関する考察といったテーマだった。

    収集された数値データの傾向から言えること、またさらに深くデータの裏側まで読み通そうとする姿勢、方法は参考になる。

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    Posted by ブクログ 2011年05月21日

    [ 内容 ]
    いまの日本社会で実際に選択できる「生き方」には、収入やジェンダー、年齢によって著しい不平等があるのではないか。
    子ども、若者、勤労者、高齢者というライフステージごとに、その実態と原因について、数々のデータをもとに考察。
    生き方の不平等をなくしていく道を「お互いさまの社会」の創出に見出し...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年06月24日

    日本におけるこども、若者、働く男女、高齢者の4つのステージに見られる不平等について検証。あるべき社会制度のバックアップを提案する。少し進め方が単調かなーと感じますが、共感できます。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2011年06月27日

    社会学者の筆者が、多くのデータを示しながら、子ども、若者、男女、高齢者という中での実際の実情を報告している。最後に提言の章がある。

    最後がお互い様であるという無難というか当たり前の結論であって、そこが物足りない。所謂データ分析はできるが、それをまとめる思想が少し欠けているような感じかな?

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