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定年は「後」より「前」が9割!充実した老後生活への種まきとなる 定活 のノウハウを紹介。働き方、お金、人間関係など、準備すべきことを説く。「お試し地方移住」「週末副業」「コミュニティーづくり」といった取材実例もたくさん収録。
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Posted by ブクログ
サラリーマンである限り、いずれ必ずやってくる定年。その定年に備えて、50歳代から準備をしておけば、より安心だ。 基本は、定年後も働こう。働き方はいろいろある。 現役時代からの副業もおすすめ。定年後本業になりうる。 会社以外の人達とも関わる活動をしよう。 経済的不安は、冷静に試算すれば、そんなに不安が...続きを読むることもない。 もやもやしていた、不安が見える化される一冊。
定年後の第二の人生を幸せに、楽しく過ごすための実用書的な内容でした。サラリーマンなら誰もが迎える定年後の生活で起きうる不安や間違った考え方を払拭できる内容で、とても参考になりました。 定年後に、まず最初に誰もが不安を抱く「お金」の問題。収支予測のやり方や、医療・介護にかかる費用の目安など、現実的且...続きを読むつ具体的なアドバイスが書かれていました。老後の他人との付き合い方、定年後の働き方、趣味の見つけ方・楽しみ方、勉強のススメ、などなど充実した第二の人生を送るためのヒントがたくさん載せられていました。 最後の章では、人生の先輩方の事例がいくつか紹介されていて、様々な職歴の方がどのような経緯で定年を迎え、そして今現在どのよう人生を歩んでいるのか、とても参考になる内容でした。 ■本書のポイントメモ 1.定年後の「7つの勘違い」 ・定年後の生活費を把握する(メディアに惑わされない) ・退職金は生活資金の一部にしよう ・地域のコミュニティには奉仕するつもりで参加しよう ・夫婦間は適度な距離感で別々の趣味を ・投資より自分で働こう ・節約より生活のダウンサイジングを ・定年後の再雇用より自分のやりたい仕事に転職 2.お金の不安は「見える化」と「人脈」で解決 ・生活の収支予測をして不安を取り除く ・医療・介護にかかる費用は約800万円 ・定年後に働く場合の収入は夫婦で8万円を目安に ・人脈作りを大切に(ギブ・ファーストの気持ちで) 3.老後はコミュニケーションが9割 ・50歳を過ぎたら会社の人とは付き合わない ・自分には全く縁遠い趣味を持ってみよう ・交流し合える友人を作り、積極的に世話役をやろう 4.今日から始める「定活」 ・50代のうちに副業をしてみよう ・定年男子の会でヨコの関係のコミュニティ作りを ・地方移住はまずリハーサルで(体験施設など) ・定年後の転職は現役時代に事前準備をしておこう 5.やっておきたい老後準備 ・家事のススメ(メリット多し) ・個人旅行で自立の第一歩を ・勉強のススメ(何事にも好奇心を持って) ・笑顔と姿勢で見た目にも気を配る ・SNSのススメ(新しい居場所、デメリットには注意) 6.私たちの「定年前」-6人の事例に学ぶ ①社会保険労務士 ・50代は自分のやりたいことをする最後のチャンス ・リスクを取らないとリターンは得られない ②個人投資家、ボランティア ・人生は決して思い通りにならない ・人生も自己裁量でよい ③団体顧問 ・地元とのつながり、ボランティア活動 ・70代後半で自分のやるべきことがわかった ④ジャズミュージシャン ・現役時代から二足の草鞋 ・定年後は音楽一本、音楽は一生の友 ⑤起業準備中 ・ずっと働き続けることが勝ち組 ・常に人との接点を持っていたい ⑥海運会社営業(現職) ・セミナープロデュースを副業 ・やりたいことは遠慮せずにやろう
定年前の活動を50歳前後から始める。また、定活をした人の充実した生活を送られている方のインタビューなどとても興味深い内容だった。
シニア層へのライフプランニングを行っている著者による、定年前に行っておくべきことのアドバイス本。納得できる項目が多く、参考になった。わかりやすい。 「(地域の人たちとの付き合いは難しい)多くの地域では自治会や町内会の運営も一見民主的に見えて、実はかなり厳然とした序列が存在しているのです。地域にずっと...続きを読む住んできた人だけがわかる暗黙の了解です。そしてそういう秩序を無視してしまうと関係が悪くなりかねません。ことほど左様に地域の人たちと付き合うというのは面倒くさいのです」p27 「(あなたはよそ者)サラリーマン時代にはほとんどご近所との付き合いはなく、定年になった途端に、地域にずけずけと入り込んでいこうとするのは、ちょっと考え直した方が良いと思います」p29 「(旅行での夫婦別部屋)宿を取るとき、しばしばシングルを2部屋取ると言います。別に夫婦仲が悪いわけではありません。その方がとても気楽でリラックスできるからだそうです」p36 「介護費用は自分で用意しておくべきです(平均800万円)」p76 「人とのつかがりを強くするためには、ギブ・アンド・テイクではなく、ギブ・ファーストの気持ちでないとダメです」p87 「友達を作るきっかけは、とにかくマメに人のいる場所に顔を出すことしかありません」p103 「定年前にさまざまな人と交流する場合にぜひ積極的にやった方がいいことがあります。それはある程度交流の機会が増えてきたら自らが世話役を買って出る、つまり自分が幹事になるべきだということです」p105 「ひとが一番精神的につらいのは「自分が誰の役にも立っていない。世の中に必要とされていない」と感じる時です」p113
2019年6冊目。満足度★★★★☆ 『定年楽園』のエッセンス+6人へのインタビューといった感じ。コンパクトでわかりやすい。
定年を間近に控えて読んでみたが,あまり新しい話はない。定年後も元気に活動することが大切だよねって話。お金を動かすよりも,自分が動くってのがよかった。 気に入った部分をあげてみると… ●節約は老後の「大敵」 あれもこれも…死ぬまで節約する生活はきついだろう。ストレスも溜まりそう。そこで,節約では...続きを読むなくダウンサイジングを呼びかけている。普通車よりも軽自動車にするなど…。最も大切なものは「保険を見直すこと」。これ,大切だな。生命保険なんていらんわ。 ●再雇用で働くより独立を 今までと同じ職場で再雇用する人がわたしの同級生にも多い。しかし,わたしは,独立(というか今のところ何もしない)方を選んだ。著者も,そっちの方がいいという。ま,人によって違うだろうが…。再雇用して「宙ぶらりんな立場は精神的につらい」と思う。同感。 ●人脈作りの基本はギブ・ファースト そうですそうです。費用対効果を求めるのではなく,まずはギブの精神が大切。そのうち,もしかしたら少しは稼ぎが入ってくるかもしれない。体を動かし,人脈を作って,豊かな生活をするのが一番ですね。そして,一番いいのは, ●自分でコミュニティーを作ること これはすでにわたしには,二つある。一つは現役からやっている教師のサークル。もうひとつはNPO法人だ。自分で作ったとは言えないけれども,発足から関わっているので,これから多くの時間をこれらのコミュニティーのために使っていくことになるかな。 ●家事のススメ これ,やるよやるよ。これまでほとんどやってこなかったので,少しずつだ。自立するためにも家事は必要。最後に,自分だけが残ることになるかもしれないしね。 ●SNSを有効に使う SNSは居場所になり得ると著者は言う。すでにSNSを駆使しているわたしにとっては,今後,ますますネットでの発信や交流も主になっていくと思う。この歳で…と言う人もいるが,そっちの方がやばいんじゃないの? 独りぼっちはいかんぜよ。 あとがきから 定年というのは表現を変えれば「自由」を手にすることです。自分の好きなことがやれるときが来たということなのです。サラリーマンは自分のやりたいことも我慢して一生懸命働いてきました。その結果としての定年後までが人の意見に左右されるのはできることなら御免こうむりたいものです。自分の定年後ぐらい自分の好きにさせてほしいと思うのは当然です。(p.219)
定年後の漠然とした不安は、わからないからなので、収支予測をするというのは納得。 真面目に定活しようとピーマン思った。
軽快なタッチで読みやすい。 内容に関しては個人的には特に目新しさは感じなかったけど、「会社人間」を自覚している50代(特に男性)は読んでおいた方がいいかも。
書いてあることが、自分にとっては当たり前のことだった。 友達のいない人や趣味のない人が読むとよろしいかと思います。
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定年前 50歳から始める「定活」
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大江英樹
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