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りり、りり、りり……草雲雀は恋の歌を唄う――。媛野藩の藩士、栗屋清吾は女中のみつと深い仲になるが、妻として娶ることは周囲から認められていない。そんな折、道場仲間の山倉伊八郎から自分の用心棒になるよう頼まれる。伊八郎が藩の筆頭家老になるには清吾の剣の技が必要という。子を持ちたいというみつの願いに応えるため引き受けた清吾を、伊八郎と対立する派閥からの刺客が次々と襲う。秘太刀「磯之波」で迎え撃つが……。
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Posted by ブクログ
設定が面白い 清吾と伊八郎の友情、清吾とみつの夫婦の愛情の物語 三男坊の清吾は剣術に腕がありながらも、養子の話もなく、兄の世話になる厄介叔父の立場。女中のみつと相思相愛になり、妻としますが、兄からは妾としてしか認めてもらえず、子どもをもつことを許されません。 一方、清吾の道場仲間の伊八郎は同じよ...続きを読むうな立場にありながら、筆頭家老になることとなり、清吾に用心棒を頼みます。 清吾は伊八郎が家老になれば、藩の剣術指南役となって、子どもを持てるとそそのかされ?、引き受けますが、ここから伊八郎の対立する派閥からの刺客が次々と襲ってきます。 伊八郎を守ることができるのか? 伊八郎は家老になれるのか? 清吾のなよなよっとした考え方、優柔不断な感じで頼りない人物像から、繰り出される剣術はギャップがあります。 そんな清吾を支えるみつ また、伊八郎の豪快なキャラとの対比も面白いです。 ラストのシーンはしびれました。 「ひとはひとりでは生きていけませぬ」 その通り
期待を裏切らない面白さ、そして登場人物たちへの優しい眼差しが心地よい小説です。 「人が何事かをなすのは、大きな器量を持つ故でなく、己も人も裏切らぬ誠によってだということ」という小市民的な生き方を賛美した応援歌。フィナーレで畳みかける展開は涙無くしては読めません。葉室麟、おそるべし!解説もナイスです。...続きを読む 著者:1951年、北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒業後、地方紙記者などを経て、2005年、「乾山晩愁」で歴史文学賞を受賞しデビュー。07年『銀漢の賦』で松本清張賞を受賞し絶賛を浴びる。09年『いのちなりけり』と『秋月記』で、10年『花や散るらん』で、11年『恋しぐれ』で、それぞれ直木賞候補となり、12年『蜩ノ記』で直木賞を受賞。著書は他に『実朝の首』『橘花抄』『川あかり』『散り椿』『さわらびの譜』『風花帖』『峠しぐれ』『春雷』『蒼天見ゆ』『天翔ける』『晴嵐の坂』など。2017年12月、惜しまれつつ逝去。
藩内随一の剣の使い手が、家老を目指す友人の用心棒となる。 その動機は、部屋住みの境遇から逃れ、恋仲の女中と子供を持ちたいという「草雲雀のごとく小さな望みを果たすため」という。 主人公の「草雲雀のごとき誠」と、友人の家老を目指すという大望との落差が面白い。 ただ、著者の他の作品と比べると、完成度が今ひ...続きを読むとつ足りないのかなとの、感が免れない。
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