なんで、その価格で売れちゃうの? 行動経済学でわかる「値づけの科学」

なんで、その価格で売れちゃうの? 行動経済学でわかる「値づけの科学」

850円 (税込)

4pt

本書を書いた理由は、価格戦略の大切さが、多くの人に知られていないからだ。ビジネスの現場で、私はこんな言葉を何回も聞いてきた。「売れないなぁ。値下げしようか」「儲からないなぁ。値上げするか」こんなことをしたら、長い目で見るとほぼ間違いなく、ますます売れなくなる。――「はじめに」より 価格は、売り上げや利益を左右する大切な要素。にも関わらず、何となくで決められていることがなんと多いことか。しかし、価格戦略の本は、専門家向けの難しいものばかり。本書は、身近な例から分かりやすく価格戦略について解説した待望の1冊である。 ●なぜ結婚指輪に何十万円も払うのか? 行動経済学で読み解く「アンカリング効果」 ●ニトリと激安の行列ミシュランレストランに学ぶコストリーダーシップ戦略 ●洋服の定額借り放題サービスはなぜ儲かるのか? サブスクリプションモデルが拡大するワケ ●参加費0円の婚活パーティから見える、フリーミアムビジネスの勘所 などなど、よく目にするあのお店、あの商品の「価格のナゾ」を行動経済学とマーケティング理論で解き明かしていく。売れる値づけの裏には「ついお金を払いたくなる」仕掛けが存在する。値下げしたのに儲かり、値上げしたのに爆売れする。そして、売れなかったモノが売れるようになり、場当たり的に値下げ・値上げをしなくとも良くなる……そのために必要なのは、人の心を動かすメカニズムを知ることだ。マーケティング戦略を分かりやすく解説してくれることで定評のある、累計84万部のベストセラー著者、最新刊。消費税アップに向けて、値付けに頭を悩ます全ての人に役立つ1冊 【目次】より●第1章 水道水と同じ味なのに、100円のミネラルウォーターを買うワケ ●【第1部 値下げしても儲かるカラクリ】 ●第2章 なぜミシュラン1つ星の香港点心が激安580円なのか ●第3章 参加費0円。婚活パーティのナゾ ●第4章 服は「売る」よりも、月5800円で「貸す」が儲かる ●第5章 1000円の値引きより、1000円の下取り ●第6章 商品数を1/4にしたら、6倍売れたワケ ●【第2部 値上げしても爆売れするカラクリ】 ●第7章 大人気・順番待ちの一本25万円生ハムセラー ●第8章 価格を2倍にしたら、バカ売れしたアクセサリー ●第9章 1ドル値下げのライバルに、1ドル値上げで勝ったスミノフ

...続きを読む

なんで、その価格で売れちゃうの? 行動経済学でわかる「値づけの科学」 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年09月14日

    マーケティング知識を深めたくて、読んでみた。
    マーケティングに関して初心者だが、知っている企業や商品の実例を絡めて書いてあり分かりやすかった。

    行動経済学から見る値付け戦略についてということだが、値付けに絡めてブランディングなどマーケティング関連の話も含まれている。

    第2部の高くても売れる価格戦...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年03月12日

    読みやすくて面白かったです。

    『良いものを安く売ろう』の安売り発想を否定し、値付けに対する考え方を教えてくれる書籍。

    利益が出るように”コスト”の追求もしくは、顧客に”値ごろ感”のある価格設定の重要性を説く。

    ユニクロや水道水など誰でも分かる事例でストーリー展開がされる。読みやすさと読みこだえ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年01月27日

    めっちゃ面白かったー!メモとアイデアいっぱい


    ・戦略とは、やらないことを決めることだ

    ・コストを削減していない商品の値下げは絶対にしてはいけない

    ・無料→「出費の痛み」をなくす

    ・サブスクリプションモデルによりお客様はサービスをより頻繁に使用するようになり、顧客ロイヤルティーを高めお客様を...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年05月31日

    価格戦略の重要性を身近な事例からわかりやすく解説した本。

    マーケティングをわかりやすく解説することで定評のある永井孝尚さんが、今回は価格戦略の重要ポイントや行動経済学の基本などをわかりやすく解説しています。

    何も考えずに価格を決めるのはとても危険。価格をしっかり考えないと労だけ多く儲からない事態...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年02月14日

    安易な値下げは首を絞める。
    顧客の求めているものを追求すれば、高値でも売れる。
    価格と戦略を見直そうと思った。
    フリーランスや経営陣向け。

    0

    Posted by ブクログ 2019年03月17日

    前半では低価格、無料、サブスプリクションモデル、値引きなど顧客の金銭負担を押し下げても儲かる仕組みを解説。後半では商品の見せ方、希少性(バリュープロポジション)、値ごろ感、顧客ロイヤリティ(ブランド)などで高く売る方法を説明。何れも豊富な事例を織り交ぜて解説し、行動経済学でその理論的裏づけを説明しつ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年08月11日

    日常あまり教わることのない価格の決め方に関する一冊。行動経済学の理論の話や実例に基づく話があり、とても分かりやすく面白かったです。

    ---

    第1章 行動経済学と価格戦略
    東京の水道水は美味しいのにわざわざ1000倍の価格を払ってミネラルウォーターを飲むのは何故?
    →合理的ではない人間の行動を行動...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年06月14日

    以前コンビニでバイトしてた頃、本部の担当者が陳列を少し変えただけで売れだして唖然としたことがあるけどこの本を読んでその理由と詳細がよく分かった。
    ものを売るには戦略が必要だし、一見戦略も何も無いような売れてるお店でも自ずと理にかなった方法で商売してることも分かった。
    自分は畑違いだけど、商売やマーケ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年09月21日

    マーケティングとは行動経済学だ。知識がまだ何もない人にオススメできる一冊。最後まで楽しみながら読める本だと思う。身近なもので例が挙げられ、驚くことも多かった。モノの価値を決めるためにどれだけの人が関わり利益を上げていくのか、買い物中など考えることが増えた。

    0

    Posted by ブクログ 2020年05月22日

    需要より供給が多い時代になっている。

    ”価格競走"は消耗してしまう。

    そうならないための、工夫のヒントが見つかったりもする!

    0

なんで、その価格で売れちゃうの? 行動経済学でわかる「値づけの科学」 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

PHP新書 の最新刊

無料で読める ビジネス・経済

ビジネス・経済 ランキング

永井孝尚 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す