ニャン氏の童心

ニャン氏の童心

693円 (税込)

3pt

田宮宴は中堅出版社の女性編集者。新人ではないものの、編集長や同僚、さらには担当作家の代理でお使いをさせられてばかりの日々だ。こんな仕事ぶりでいいのか、と自問自答するある日、偶然に迷い込んだ袋小路で、人が煙のように消えてしまった?! ――後日、宴は担当する童話作家のミーミ・ニャン吉先生の事務所で、秘書の丸山との打ち合わせの合間に、その不思議な出来事を話すことに。すると、タキシードを着たような黒地に白の賢そうな猫をかたわらに、丸山が意外な解釈を語り始めて……。愛すべきニャン氏の事件簿パート2、出来だニャ。

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ニャン氏の童心 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ニャン氏の事件簿パート2、タイトルは言わずと知れたカトリックのお坊さんが探偵役のあのシリーズに由来するものと推察します。
    前作を踏襲するかと思いきや、事件の巻き込まれ役、持ち込み役!?が、フリーターの佐多君から、中堅出版社「プラタナス書房」に勤務する女性編集者・田宮宴に代わっています。
    彼女の担当が

    0
    2021年02月03日

    Posted by ブクログ

    マルチタレントな猫・ニャン氏とその秘書兼通訳の活躍を描いた第二連作集。掴みどころのない茫洋とした状況にひとすじ論理の光を当てる手際が楽しいです。特に『猫探偵と土手の桜』の解決はおお、と膝を打ちました。ひょっこりと出て来るおなじみのキャラもうれしい。

    0
    2020年09月10日

    Posted by ブクログ

    シリーズ二冊目。ニャン氏可愛い。ニャン氏最高。以上(笑)。
    ほぼ日常の謎のゆるくて可愛くてくすりと笑える話ばかり。気楽に楽しめるしっかりしたミステリです。
    お気に入りは「猫探偵と土手の桜」。半ば洒落のようなこの真相も、それまでの論理がかなり大真面目なので、笑い飛ばすよりはひたすらに感服してしまいます

    0
    2019年05月05日

    Posted by ブクログ

    シリーズ第二弾。

    前作と語り手が変わり、出版社勤務の田宮さんの視点でお送りする連作六話の構成です。

    実業家・アロイシャス・ニャン氏でもあり、童話作家・ミーミ・ニャン吉先生でもあるニャン氏。
    そのニャン吉先生の担当である田宮さんが、行く先々で遭遇する謎を、ニャン吉先生ことニャン氏(ニャンニャンやや

    0
    2022年12月08日

    Posted by ブクログ

    シリーズ2作目

    主人公が変わって、出版社の児童文学担当の女性編集者 田宮宴

    今回も収録は6編

    袋小路で消えた警察官
    フライトシミュレーター
    蔵書の処分の遺言に隠された謎
    和菓子消失事件
    親子喧嘩と花見での不思議な和解
    何度も盗まれかけるバッグ

    殺人を取り扱った謎が1つだけなので、日常の謎のよ

    0
    2022年04月15日

    Posted by ブクログ

    前作の登場人物が少しずつ登場していて、楽しめました。佐多君が登場しなくて残念です。
    5作目の『猫探偵と土手の桜』が個人的に好きです。

    0
    2019年04月14日

    Posted by ブクログ

    猫で実業家で絵本作家のニャン氏が事件を解決していく・・・漫画みたいなファンタジーチックなミステリー。

    軽いけど楽しく読めました。

    0
    2019年04月03日

    Posted by ブクログ

    【収録作品】袋小路の猫探偵/偽りのアプローチ/幸運の星の下に/金栗庵の悲劇/猫探偵と土手の桜/ニャン氏のクリスマス 
     ミステリ部分よりも設定を楽しむ感じ。

    0
    2018年12月30日

    Posted by ブクログ

    ニャン氏の童心とはこれいかに、と思ったら。
    金栗庵は、しばらく意味を考えちゃった。そういうことか。
    最終話の、あのバッグは怪しいと思ったら、まさかの展開だった。
    宴さん、これからもミーミ先生の編集としてがんばってね♪
    また、色んな冒険があるかもだけど、先生の正体に動じないのはなかなかのもの。
    前作の

    0
    2018年12月09日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前作(『ニャン氏の事件簿』)を好意的に受け入れられた人はこちらも当然、楽しめると思う。

    感想を投稿されている方々の多くがベストに選んでいる「猫探偵と土手の桜」は、たしかに私にとってもベストで、ああ成程と思わせつつクスリと笑える、読み終わってなんとなく幸せな気分になる名短篇だった。

    タイトルからし

    0
    2023年04月24日

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