人外さんの嫁 宵町の巫女

相川有 / 八坂アキヲ

大昔から“人ではない何か”が嫁を求め、あらわれる北神宮町。都は、その謎めいたしきたりに反発を覚えていたが、ある日、新しくやってきた未婚の神の花嫁に選ばれてしまい――？ 『人外さんの嫁』本編よりも未来のストーリーを原作者の相川有自らが描く番外編！ 待望のコミックスがついに登場!!

• カテゴリ: 少女・女性マンガ
• ジャンル: 女性マンガ
• 出版社: 一迅社
• 掲載誌・レーベル: ZERO-SUMコミックス
• シリーズ: 人外さんの嫁シリーズ
• 電子版発売日: 2018年11月24日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 75MB

[ブクログ · ★★★★☆]

『人外さんの嫁』シリーズの関連作品です。
時間軸は、本編より少し先の未来。
人間との繋がりを大切にしたい女子高生が、龍神の指名により嫁に……指名されてから嫁になるまでのお話。

嫁いないにて触れられた『人外さんはあらかじめ嫁候補を見つけて北神宮高に探しに来る』が形になってるような、馴れ初め的なものです。また少しだけ世界観を感じられますが、水小路先輩夫婦の結末がチラリしていますので注意されたし。

それと、これは言っていいものか迷いますが、個人的なポイントは、この夫婦は言ってしまえば幼馴染CPでは、というところ。そんな言い回しはされませんが、なるほど、堪らんです。
他気になるのは、先生……？(不老なのか代々同じ顔家系なのか) というところと、水小路神社が空いてから、多分人外さん夫婦周りの環境というか住宅事情も少し変化があった……？ と思しき点。
変化ではなく、この時代に幾つか種類あるうちの一つの経路とも取れるか。ご近所さん感覚で暮らすこの設定も良いです。

アキヲさんが描かれると可愛い感じになりますが、相川さんが描かれると繊細な印象で、番外編・関連作品ではどちらも神秘的な雰囲気が増しそれぞれ違った味わいが楽しめて面白いと思います。

20221016追記:本編ラストスパートとほんの少し関係し、未来へ繋がるお話なので、一緒に読むとまた一味違うかと思います。