西田幾多郎 言語、貨幣、時計の成立の謎へ

西田幾多郎 言語、貨幣、時計の成立の謎へ

836円 (税込)

4pt

4.5

私の底に汝があり、汝の底に私がある――。「私」と「汝」がともに「彼」に変容することが、言語の成立ということなのだ。西田哲学を他の哲学論と丁寧に比較、論じながら独自の永井哲学を展開。さらに文庫版付論・時計の成立「死ぬことによって生まれる今と生まれることによって死ぬ今」で、マクタガートの「時間の非実在性」の概念を介在させ、考察を深めた。無と有、生と死の本質にせまる圧倒的な哲学書。NHK出版『シリーズ・哲学のエッセンス 西田幾多郎<絶対無>とは何か』に新しく付論を加えて文庫化。

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西田幾多郎 言語、貨幣、時計の成立の謎へ のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    『西田幾多郎』と題された本書の冒頭「はじめに」で、永井は「本書の内容は実は西田幾多郎とは関係ない」という衝撃的な宣言をする。本書で永井は西田哲学を援用して、実は自分の哲学を展開しているだけだ、というのである。もっともその一方で永井は「西田が言わんとしたことを私は西田よりもうまく言い当てている」可能性

    0
    2019年07月09日

    Posted by ブクログ

    筆者によれば、西田哲学はあまりにも卑近なことを大真面目に考えて、言葉として表現することによって、むしろ難解になっているそうだ。無の場所、絶対無、、、、読んでいると、わかったつもりになれるのは、肌感覚として、なんとなく、その事実に触れているからかもしれない。まあ、結局、わからないままなのだが。

    0
    2023年11月07日

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