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衝撃の最終回。 モロボシ・ダンの告白シーンになぜ「あの曲」が使われたのか── 「音楽」を切り口に、ウルトラセブンを読み解いた快作! ──感動で身体が痺れた。 自分にとってウルトラセブンは永遠となった。 そしてこの日は自分にとって、 クラシック音楽への扉が開かれた日ともなったのだった──
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Posted by ブクログ
日経書評を読んでから読みたくて堪らなかった本です。 この本は「ウルトラセブン」最終回に使われた音楽がシューマンのピアノ協奏曲、カラヤン指揮リパッティのピアノ演奏であると判明するまでの少年の執念、それを入口としたクラシック音楽への素晴らしさが描かれています。 何に共感したかと言うと私もほぼ同じ思いを抱...続きを読むいたからなんです。 最終回のドラマチックな音楽は一体なんだろう?との思いはずっと持ってました。ただ作者の様に執念を持っていた訳ではなく、またカセットテープに最終回を録音すると言う発想もなく、漫然と探していました。 随分大人になってからラフマニノフのピアコン2番が好きな曲となり、派生して有名なピアノ協奏曲を順番に聞いているうちに発見しました。 判明した時は確かに嬉しかったです。本作者ほどドラマティックじゃないですけど。この本は同じ曲でも指揮者、演奏者によって曲想が全然違う顔になる事を実感を持って説明しています。クラシックファンなら誰でも通る道ですが、作者は全部ウルトラセブンで経験したところが凄い。 作者が名作であると思う話を音楽と共に紹介していますが、実相寺昭雄監督作品、金城哲夫脚本作品を選んでいるところも興味深い。 実相寺監督はウルトラマンでもスカイドン、ジャミラ、シーボーズ等で変わった演出をしていて、ウルトラセブンでも癖のある映像を残して私もお気に入りの監督です。金城哲夫氏はNHKで特集されたり1冊の本になっているほど異種族・異民族との共生に拘った人です。 クラシックファンもウルトラセブンファンも唸らせる最高の1冊だと思います。
ウルトラセブンは、ちゃんと見たことがないものの、佐野史郎さんが出演していた「私が愛したウルトラセブン」(いま調べると1993年のNHKドラマだそうだ)が印象に残っていたり、「機動警察パトレイバー」の「星から来た女」がウルトラセブンのオマージュとなっていたりで、以前からひっかかりを感じる作品であり、音...続きを読む楽とどういうつながりが?と興味を持ち手に取ってみれば、最終話の印象的なシーンでシューマンのピアノ協奏曲イ短調が使われた、とある。書名には一切出てこないが、シューマンのピアノ協奏曲が本書の主役である。 初めて最終話でこの曲を聴いた作者が、なんという曲なのか、そしてどのピアニスト・指揮者・オーケストラによる演奏なのかを突き止めていく様子はわくわくするし、その過程でクラシック音楽の醍醐味である、同じ曲なのにピアニスト・指揮者・オーケストラが異なると別の曲のようになる、ということが分かりやすく伝わってくる。 後半にはウルトラセブンシリーズのうち、印象的な回のあらすじ・音楽の使われ方がまとめられており、実際にウルトラセブンを見たくなった。
これは実際に映像を見ながら読むべき本だ。 もともとセブンは大人でも耐えうるドラマということが一般的らしいが、音楽の影響も大きいのだろう。 クラシックの面白さとウルトラセブンの面白さが実感できる一冊。 また見たい…
深い。。。。。 深いーーー話だ。 「ウルトラセブン」をリアルタイムで知らない私が本書を読んで勝手にすごく知っている気になっている。 知っているのはYouTubeで見た最終回のシューマンのピアノ・コンチェルトが流れるシーンだけ。。。 この本は「ウルトラセブン」がアンカーなのだけど、 ほんとうは、 ...続きを読むクラシックがよく分からなくてその世界に入ることを躊躇している人とか、 知っているつもりで実は知らない(自分含めた)人にとって 自然に受け入れやすい内容になっている。 譜例や写真がふんだんに盛り込んであるのに、さらに譜面にはダンとアンヌの「台詞」つきで至れり尽くせり。 読んでいて 「ぁぁそーだ! こーだ! ほぉほぉ」と、YouTubeを見た人間にとっては思わず本と対話してしまう。 さらには哲学的な学びを受ける。 作曲家の冬木透せんせい × 著者の青山通さん × レコード会社にお務めの宮山幸久さんのトークイベントで聴かせてもらった数々の楽曲と、アンヌ隊員(ご本人)の登場に、今更ながら感慨深く思い出に刻むこととなる。 続編が出ることを期待して、★4つに!!!!
自分は著者より数歳若いのですが、あのピアノから始まる曲はなんなんだろうか、とやはりずっと思っていました。リパッティであると知ったのは相当後で、実際にCDを買えたのは最初にTVで見てから20年以上経ってからの事でした。 冬木先生の話が読めたのがとても良かった。
シューマンのピアノコンチェルトを聴くと、どうしても「ウルトラセブン」の最終回を思い出してしまうが、まさか、ここまでマニアックな分析本が出るとは。素晴らしい。
筆者の興味に任せて書いた本だと思うけど、特に最終話について書かれた第一章はウルトラセブンとシューマンのピアノコンチェルトとリパッティの物語が最終回の終盤さながらに重層的に繋がってなかなか面白い。その後の章はつけたしみたいではあるが。
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