枕草子のたくらみ 「春はあけぼの」に秘められた思い

枕草子のたくらみ 「春はあけぼの」に秘められた思い

1,600円 (税込)

8pt

藤原道長が恐れ、紫式部を苛立たせた書。それが随筆の傑作「枕草子」だ。権勢を極めてなお道長はなぜこの書を潰さなかったのか。冒頭「春はあけぼの」に秘められた清少納言の思いとは? あらゆる謎を解き明かす、全く新しい「枕草子」論。

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枕草子のたくらみ 「春はあけぼの」に秘められた思い のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    学校でこんなこと教えてもらわなかった…!
    自身のためではなく定子様のために。
    清少納言の強い思いを感じることができた。
    『枕草子』が執筆された前後の時代背景、清少納言や定子様周辺の人物紹介も詳しいので、理解が深まる。

    『枕草子』を読む準備ができた。

    0
    2024年05月04日

    購入済み

    清少納言の側面や一部しか知らない人物像。定子との深い関係性と絆、信頼理想の皇后・定子の姿を描き続けた清少納言の定子への想いや平安時代の社会背景に目配せしつつ、枕草子を紐解く構成。文学の偉大さを改めて思い知らされた。

    0
    2024年02月17日

    Posted by ブクログ

    皇后定子が失意と悲嘆のうちに亡くなった時、まだ24歳。一条天皇は21歳だった。
    悲運を描かず、もっとも華やいだ日々を書きつづり、后が存命の折りにはその悲しみを和らげ、没後には魂を鎮めたという背景を丁寧に教えてくれる本だった。
    読み終えて、枕草子を読むと泣けてきた。

    0
    2024年01月26日

    Posted by ブクログ

    清川妙さんの「うつくしきもの枕草子」を読んだのちに、読みました。枕草子のきらきら感を堪能した後だけに、これを読んだ直後は、それが痛々しい気もしてしまいました。でも、やはり前向きな枕草子かな。そのうち、原文で読んでみたいです。

    0
    2023年03月31日

    Posted by ブクログ

    大好きな1冊で、何度も読み返している。現代では「毒舌ブロガー」と称される清少納言だけど、この本を読むと全然そんな気がしない。枕草子には、定子への愛が詰まっている。清少納言が生きた時代が小説のようにドラマチックに描かれて、間に随筆の現代訳や解説が入るため読みやすい。清少納言の“たくらみ“通り、今も生き

    0
    2023年01月31日

    Posted by ブクログ

    枕草子は古典の教科書に載っている「春はあけぼの」というフレーズであまりにも有名だ。そしてこれを書いた清少納言もこの草子の作者として知られている。私が学生の頃は随筆というジャンルに分類され、「平安時代のOLエッセイ」と呼ばれていることも聞いたことがある。
    しかし本書を読むと、清少納言が軽いエッセイ感覚

    0
    2022年10月10日

    Posted by ブクログ

    枕草子 に秘められた意図を平安文学研究者が解きあかす。引き込まれる。文学とはこういう研究なのですね。
    良書と感じます。

    0
    2021年06月12日

    Posted by ブクログ

    本当に面白い。
    清少納言が、どういう社会情勢のなかでなんのために書いたのか。
    切なく、愛おしい。学校でも少し教えてほしい

    0
    2021年01月08日

    Posted by ブクログ

    なんと、面白いことか。
    本書が扱うのは古典の名作『枕草子』。学校の授業で、文法に悪戦苦闘しながら、つまみ食いのようにして読まされた『枕草子』。おそらく、全文を古文で読み通した人はそうはいないだろう。

    かくいう私も、田辺聖子さんの現代訳『むかし・あけぼの』(名作です!)を読んだ程度。『枕草子』は、ど

    0
    2020年09月30日

    Posted by ブクログ

    枕草子の歯切れの良い潔い文章
    清少納言と定子の機知に感嘆しつつ
    謎解きのようなわくわく感
    最後には見事な収束
    あとがきの最後で涙

    0
    2019年09月11日

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