日本の公教育 学力・コスト・民主主義

日本の公教育 学力・コスト・民主主義

968円 (税込)

4pt

4.2

教育無償化、学力低下、待機児童など、近年の教育の論点は多岐にわたる。だが、公費で一部もしくは全体が運営される学校教育=公教育とはそもそも何のためにあるのか。実際に先進国の中で公教育費が少ない日本には、多くの課題が山積している。本書は、学校とそれを取り巻く環境を歴史的背景や統計などのエビデンスを通して、論じる。そこからは、公教育の経済的意義や社会的役割が見えてくるだろう。

...続きを読む

日本の公教育 学力・コスト・民主主義 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「なぜ教育に税金が投入されるのだろうか?」
    「社会は教育にどれだけのお金をかけるべきなのだろうか?」
    これらは旧来から何度も問われてきた疑問である。
    学校の機能不全が叫ばれ、公教育改革が矢継ぎ早に繰り出されている。しかし、そんな中だからこそ、教育の公共的意義について再認識する必要があるのではないか。

    0
    2018年09月25日

    Posted by ブクログ

    公教育の目的やコストベネフィットを統計学的な視点や哲学的な視点から解説している。
    1番印象に残ったのは、公教育と言うのは、その社会の目的や方向性によってビジョンが変わり方法論も変わるべきだと言うことである。
    詰め込み教育からゆとり教育そしてその反動と言う形で現在の日本の教育が動いている中、まずあるべ

    0
    2019年02月04日

    Posted by ブクログ

    最初の方はあまり筆者の論点がわかりづらかった。コストについてはよく分析しており、国立大学入学していないと大学に進学しなかったという分析は見事である。終わりのほうの企業や部活動への意見は皆が考えているような意見であり、それをもっとデータで示すことがこれからの筆者の課題であろう。

    0
    2018年07月17日

    Posted by ブクログ

    つい最近も経団連が大学教育の改革を求める提言を行った。もっと役に立つ人材を輩出してくれというわけだ。
    腹立たしい話だ。経団連は自分たちのために大学が奉仕すべきだとでも思っているらしい。
    教育は社会的不平等を解決するためのキーであり、知識水準の上昇こそが社会の発展を促す。これを厳密に検証することはでき

    0
    2018年06月23日

    Posted by ブクログ

    題名の通り、日本の教育について考察された本。教育の格差や社会寄与度などについて統計手法を用いたりして説明している。教育関係者でない方も教養として興味深く読める内容となっている。

    0
    2018年05月06日

    Posted by ブクログ

    教育の方法を論じるというより、教育を巡る社会学、公共政策の論点について整理した本です。
    最近話題になることが増えてきた「エビデンスに基づく政策」という考え方に関しても、基本から問題点まで、丁寧に書かれていました。
    少し細かいところに入りこんでいる印象もあり、終盤は飛ばして読みました。とはいえ、これは

    0
    2018年04月02日

日本の公教育 学力・コスト・民主主義 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

中公新書 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

中澤渉 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す