言いなりの人生は“いますぐ”やめなさい。（きずな出版）

岡崎かつひろ

◆人生の主導権を握れ！◆自分の人生に100％満足していますか？ そう聞かれて、「はい」と答えられる人は、あまり多くはないでしょう。なぜ、たった一度の人生にも関わらず、100％満足していない人生で、よしとしてしまうのでしょうか。それは、「言いなりの人生」を生きているからにほかなりません。変化の激しいこの時代を豊かに生きていくために、私たちがやるべきこと。それが「言いなりの人生を卒業すること」です。 ・そのルール、本当に必要なの？ ・人生の幸せとは、5つの要素の掛け算で決まる ・AI社会、大歓迎ですけど何か？ ・自分との約束を守らないと、人生がゆがんでいく ・餌を与えられると、自信を奪われる ・情報に踊らされるな！ 自ら踊れ！ ・動機は不純に、努力は健全に ・死ぬ気でやれよ。死なないから ・「言いなり」と「素直さ」は違う ・運が悪い人はいない。運のせいにする人がいるだけ ・最強の力「集客力」を身につける……etc. 圧倒的な「個」の影響力で、多くの若者のメンターとして活躍する実業家・岡崎かつひろが、「言いなりの人生」を卒業するための言葉とメソッドをお贈りします！

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: ビジネス・経済 / 自己啓発
• 出版社: PHP研究所
• 掲載誌・レーベル: きずな出版
• ページ数: 200ページ
• 電子版発売日: 2018年09月14日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★★★]

本書は、現在の自身の状況を誰が作り出しているのか？そしてそれはどのように作り出されているのか？という観点で多くの気づきを与えてくれます。窮屈な生き方だと感じている人、より上を目指していきたい人におすすめの一冊です。

メンターとして若手ビジネスパーソン数千人に影響を与える岡崎氏。2019年2月時点で”今すぐやめなさい”シリーズを計3冊出しており、早くも海外にも展開している現在ノリにノッテいる方。

”いいなり”の人生、とはかなり刺激的な言葉で、おそらく95％以上の人は「自分は違う！！」と声高に心の中で叫ぶと思います。かく言う私もそう叫びます。しかしながら「なんてことを言うんだ！」と思いながらも本書を読み進みていくと、なかなかどうして、社会に適合しようとしているうちに、知らず知らず、実は受け身な生き方を選択していた、著者の言葉を借りると”いいなり”の人生を選択していたことに気づきます。

それが悪いことではないと思います。しかし、この本を手に取られた方は、何となくでもそういったことに違和感を感じ、打開したいと考えている方が多いのかなと思います。

正直その気づきこそが本書の一番の価値だと思いますが、それでは気づいた先に何を気を付ければいいのか？、”いいなり”の人生が嫌なら何をどう変えていく必要があるのか？ということを3点だけ紹介しようと思います。
（ちなみに、各項目のタイトルは私が勝手気ままにつけたものです(笑)本書とは関係ありません。。。）

1．現状満足という病
～～～
誰かが決めたルールをまずは疑え

本当は甘いブドウが好きなのに酸っぱいブドウで満足しようとする
諦めによる欲求充足
～～～
”諦めによる欲求充足”というのは、なかなかに胸にきます。「どうせこの程度だから」「他の人に比べればまし」「悪くはない」といった会話をしてしまってませんか？
私はよくしてました。そして、傷つかないようにやり過ごしていました。正直この感情は常に私を伺っていて、気を抜くとすぐに飲み込まれそうになりますが、そういう時こそ一緒に努力している仲間や師匠、先人の方と一緒にいることで現状不満足でいようと決め直しています。
誰と一緒にいるか、は非常に大切と思います。たいていの場合、自分の周りの人が自分を形成し、ある種のルールとなっていきます。それを受け身ではなく自分の選んだ将来に対して効果的なものを主体的に選択できるかが重要だと考えています。


2．これから必要なのは”3種の神器”ではなく”4種のリスク”の見分け方
～～～
1．取るべきリスク
明らかに取らなければならずとらなかった場合損失があるリスク
会社に行く

2．取れるリスク
損失を被る可能性はあっても損失自体が致命傷にならないリスク
週末起業をする

3．取れないリスク
リスクが高すぎて失敗した場合の損失が大きすぎるリスク
がけから飛び下りる　ビル一棟を買う

4．取らないリスク
行動をとらないことにより発生するリスク
～～～
よくいわれるのが、「リスクがあるから○○しない」という言葉。しかし、何事も”成功は健全なリスクの先払い”と私は教えてもらってきました。むしろ、リスク（や負荷）なしに上手くいこうとする方が意味が分かりません(笑)
既に味わっていると思いますが、世の中そんなに自分に都合よくできていません。近年、働き方改革やIT化が進み、効率化といったことが声高々に叫ばれていますが、何事も本当に体得したければ楽して、一朝一夕で身につくものではないと思います。
そもそもその効率的に物事を実行していくためには、は多大な努力や苦い経験、数多くの試行錯誤などが必要だと思います。表面的なところをまねてできる部分もあると思いますが、そこだけまねても結局は付け焼刃ですぐにぼろがでるな、というのが実体験からの感じるところです。

そして、リスクと言っても色々あります。自分の目の前のリスクがどのようなものか、を見極めることができれば、どう対処すればいいのかもわかります。リスクと聞いてなんでも恐れるのではなく、まずはしっかりとその中身を見極める努力をしてきてよかったなと思います。

そもそも、行動してもしなくてもリスクはあります。
「電車に乗るのが怖いから会社に行かない」「会社が潰れそうだけど転職の自信がないから転職しない」などと考えていてはキリがありません。
どのみちリスクがあるのなら、積極的に健全なリスクを取りに行ってチャレンジした方が、人生として意味のあるものになると私は考えています。



3．効果的な思い込み／非効果的な思い込み
～～～
他人に迷惑をかけない生き方なんて不可能

保障はあなたの自信を奪い、あなたの器を小さくしてしまう

死ぬ気でやれよ死なないから

誰が書いたかわからない素人情報に振り回されているうちは本当のあなたの生き方なんて見つからない
～～～
引用文はあえて分けていませんが、例えばあなたにとってはどれが「効果的な思い込み／非効果的な思い込み」でしょうか。
「人生は捉え方で決まる」と私は教えてもらってきて、当初はまったくもって意味が分かりませんでしたが、経験を重ねるにつれ少しは理解できてきた気がします。
普段何気なく無意識に反応してしまっている物事も、意識して選択するだけで、その後の行動が大きく変わると思います。
どう行動する？も感情が起点になることを理解することで、その感情をコントロールすることの大切さも実感してきました。

私自身も、学びを実践し、経験として蓄積していきます。

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感じる幸せ、存在する幸せ、幸せにはこの二つがあり、両方を感じられることで本当に幸せを感じることができる。
人に合わせて八方美人になっていて成功はなく、自分の軸が必要。
感情を無視して行動を「ルール」で決める。
動機は不純に、努力は健全に

[ブクログ · ★★★★★]

続編！
象の話は知ってたけど、名前までついてることや、ストーリーは知らなかったので知れてよかった♪

[ブクログ · ★★★☆☆]

人の言いなりになってしまう心のメカニズム、それを卒業するには？という内容。
言いなりを卒業して新たなことを見出すには、一人だけ心の師匠を設けることを勧めています。何かを始めるにはまず真似ることから入る。そしてその師匠に可愛がってもらう努力をしなさい。なるほど。その通りな気が…。

[ブクログ · ★★★☆☆]

良くも悪くも"そうだよね"、って思うことが記載されていました。
独立とか自分の生き方をすでに考え初めている人にとっては、物足りない一冊になるかもしれません。
しかし、運の話や、何かをしない選択についてはなるほどなと気づかされました。