ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
本書は白井松次郎と大谷竹次郎の「松竹」兄弟と東宝、宝塚を含む阪急グループの創業者の小林一三の物語である。劇場の売店の子と裕福な商家に生まれた慶應義塾卒という対照的な両者は看板役者、大劇場をめぐって数十年のあいだ、しのぎを削る。それが現在の松竹による歌舞伎の独占、阪急グループの東宝、宝塚の繁栄につながっていく――。膨大な資料を読み解いて描き出した、新たな演劇史。
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
興行界の3人のキーパーソンの歴史だが、のめり込んで読んでしまった。歌劇と歌舞伎と映画と。素敵な物を有難う!
なぜ松竹が歌舞伎俳優を抱えているのか、 それはそれは不思議でならなかったが、本書を読み、すっきりした。 ライバルとしての東宝との対比で描かれてゆくが、 どちらが主役というわけでもなく、丹念に少しづつ紐解くようにして、 時系列に整理されていることもまたわかりやすい。 松竹と東宝に就職することを願っ...続きを読むている学生は必読だと思う。
本当に面白い。 時代がいつであろうと「ゼロからイチを生む」話は本当に面白い。 この手の物語はどんな話でも共通項があるのが不思議だ。 それは、今までの世界を壊して、新しいことを信念を持って生み出すこと。 興行の世界はもちろん歴史があるし、その中でうまく循環している権益があった。 それを松竹兄弟はバッタ...続きを読むバッタとお客様目線でなぎ倒していく。 さらに東宝の小林一三はまったくの異業種出身。 銀行から鉄道業へ。それが宝塚を生み出すことになるとは、本当に人生何が起こるか分からない。 この2者に共通することは、ものすごくシンプルだ。 ・現存のシステムに疑問があり、変革することに大きな野望を持っている ・目の前の課題を一つづつ確実に解決している 大きな野望も一足飛びには決してたどり着かない。 一歩ずつ一歩ずつ近づいていく。 ここで大事なのは、目先のことだけに捕らわれてないことだ。 つまりは、大きな野望があるから、方向性を見誤らない。 やっていることにブレがないのだ。 これは本当に大事なことだと思う。 人はつい楽な道を歩きがちだ。 しかし、ゼロイチ思考の人には、そういう観点はない。 楽な道が大きな目標のゴールにたどり着かないと分かった時は、当然に歩かない。 そこに迷いがないことだ。 現代のエンタメの基礎を築いた偉人。 本当に素晴らしい。 (2019/6/1)
両社の成功をヒューマンストーリーで語る本。歌舞伎という舞台を興行として生まれ変わらせた斬新なアイデアの一端がよくわかる。社史と周辺資料を中心に丁寧に記述されている。
歌舞伎と宝塚という二つのジャンルの興行の礎を作った白井松次郎・大谷竹次郎兄弟と小林一三の物語。ただし、映画についてはほとんど言及なし。そこが残念。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
松竹と東宝~興行をビジネスにした男たち~
新刊情報をお知らせします。
中川右介
フォロー機能について
「光文社新書」の最新刊一覧へ
「雑学・エンタメ」無料一覧へ
「雑学・エンタメ」ランキングの一覧へ
悪の出世学 ヒトラー、スターリン、毛沢東
阿久悠と松本隆
アニメ大国 建国紀 1963-1973 テレビアニメを築いた先駆者たち
アニメ大国の神様たち 時代を築いたアニメ人 インタビューズ
イラストでわかる!クラシックの楽しみ方
江戸川乱歩と横溝正史
大林宣彦の体験的仕事論 人生を豊かに生き抜くための哲学と技術
「中川右介」のこれもおすすめ一覧へ
▲松竹と東宝~興行をビジネスにした男たち~ ページトップヘ