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なだぎ武が、初の自伝小説で衝撃の過去を告白。 壮絶なイジメに遭った経験、その後引きこもり状態になり、食を絶ち極限状態にまで陥る過程などを克明に描く。 内容は重いが、抑えた文体で笑いを織り交ぜながら描かれ、飄然とした大きな視点に救いがある。 また後半では一転、光へ向かっていくドラマのようなストーリーが爽快。 竹中直人も「どん底に自らを突き落とし、それでも這い上がるなだぎ武の魂の雄叫びが俺の五臓六腑に突き刺さる!!」と推薦文を寄せる、青春小説の傑作。
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Posted by ブクログ
なだぎ氏の優しい(人を傷つけない)笑いの源が分かります。イジメや引きこもり、絶食など難しい少年・青年期を今となっては必要だったと捉える、強さや前向きさに感動します。辛い時に、元気を与えてくれる一冊です。
いじめ、ひきこもり。拒食、過食。 一人旅、出会い、変化。 悩みに悩んだ少年は吉本の養成所へ。 自分よりはるかに面白い才能の持ち主に打ちのめされつつも、歩み続けた先に今がある。 2007年から二連続R-1のチャンピオンになったなだぎ武さんの半生を振り返るノンフィクション。 同い年で、二十歳前後を隣町で...続きを読む過ごしていたと知り、親近感がアップ。お互い、若くてバカでした。 お笑い好き、多感な子どもを持つ親、多感だったかつての自分に出会いたい人におすすめの一冊です。尾道の女将さんのような人になれたらいいな。
元スミス夫人の灘儀武さんが、中学から現在にいたるまでの生い立ち?というよりは、自分の内面について、語ったもの。 いじめや引きこもり、過食・拒食など、いろいろあるが、淡々と書いてある。つっこみの視点も入りつつ。 私はスミス夫人のネタも好きだったし、プラン9も好きだし、興味があるから読んだのだけれど...続きを読む、これをまったく彼のことを知らない人が読んでもそれほどおもしろくはないかもしれないと思った。 文体が整っていないというか、内省的になったり、こちらに語りかけてきたり、突如、ですます調になったり。頭の中で、彼の声が聞こえてくる感じでそれもおもしろかったが、やはり一冊の本として、ネームバリューなしでだと、もう少ししゅっと書いたほうがよいのかもしれない。 おすすめはできない。が読んでよかった。
テレビでは、茶の間を楽しませてくれる芸人なだぎ。 でも、ホントに凄惨ないじめを体験したなだぎ。 その自伝小説。 いじめのきっかけはデブだった。 それだけ。なんとなくなんだろう。 ただ、教師も一緒になって替え歌を作ってしまい、さらにエスカレート。 負けじと学校には通う。 「あれ、どうや...続きを読むって人と喋ってたかな?」 この言葉は重い。 そして中学卒業後に働く。 なんだか、意味もなく毎日が悔しかった。 そんなツラい学生時代からお笑いを始めるまでが、前半に書かれている。 内容はたしかに重たい。 でも、なだぎのユーモアな表現で読みやすくはなっている。 だからこそ、余計に考えさせられるような気がする。 この間で、ででてくる触れ合う人々には心が熱くなる。 そこからなだぎに変化をもたらす。 とくに相方だった松村。 「ジャッキー・チェン、渋いやろ」そんな理由で 中学の休み時間に、休み時間をつかって、砂場でバク転の練習。 なだぎは自分の内気な性格に、松村から背中を押してもらっていることが多い。 いじめにあって一人で帰っていると、自転車でふっと現れ、 何をいうでもなく心地よい居場所をくれたH君。 あの少年なだぎを笑顔にしてくれた。 相手に意識させずにフワッと入ってきては、気持ちを軽くする。 家出のような旅行先で出会った女将さん。 彼女に出会わなかったら、なだぎに大きな変革はなかったはず。 後半はお笑いに進んだ話。 同期の“千原兄弟”“バッファロー五郎”“FUJIWARA”がでてきた時は 面白いよりも、何かほっとした。 なだぎも仲間と呼べる友達が出来たことが、嬉しかった。と言っている。 その後R-1グランプリに2度優勝する。 辛く悩んだ“今”が“未来”へ繋がった瞬間 なだぎが悩んで突き進んだお笑いの道は、 彼に輝きを与えてくれただけでなく、 私に大笑いと感動の涙を与えてくれました。
お笑いタレントなだぎ武の、自叙伝。小学校低学年時代は活発だったが、段々内気になり、中学校時代はいじめに遭う。そのいじめの中でも、彼は学校に行き続けた。 中学卒業後は、半年間、就職したものの、いきなり辞め、人生についてひたすら考えていた。。。
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