ナナフシ

ナナフシ

896円 (税込)

4pt

3.0

ファンドマネージャーとして活躍していた深尾真司は、2008年に起きた世界的な金融危機ですべてを失い、コンビニの雇われ店長として働いていた。ある日、そのコンビニで行き倒れていた少女・彩弓を助けた深尾は、彼女に亡くなった自分の娘の姿を投影し、面倒を見ることに。彩弓は将来を嘱望されたバイオリニストだったが、病を抱えて右手の神経を失おうとしていた。彼女を救うべく深尾は、かつて憎しみさえ抱いた金融市場に再び飛び込んでいくことに――。 リーマンショックから今年で10年。経済小説の旗手が挑んだ「生への物語」。 解説・倉都康行

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ナナフシ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    勤めていた投資銀行の破綻で、職も家族も失う男の再生物語。

    お金がなくなる状況、病に侵される状況、愛する人が死んでしまう状況。

    このどれか一つは少なくとも経験する私たち。
    その試練の山を越えられるのは、越えたところにだれかが待っているという気持ちがあればこそ。
    心温まる話だった。

    0
    2020年09月23日

    Posted by ブクログ

    2019.09.01~09.06
    どんな出会いが、人生の道を決めるのか。
    失くしてからわかる大切なもの。先のことがわからないから大変だし、面白いのか。

    0
    2019年11月24日

    Posted by ブクログ

    ナナフシ。自分の体を切り落として、再生する。
    コンビニのトイレで、倒れていた娘。彩弓。
    深尾は、コンビニ店長代理で、その娘を助ける。
    言葉を発することもできない。
    そして、右手が動かなかった。
    そして、警察を怖がった。
    深尾は、外資証券会社のファンドマネージャーで、
    2008年に起こった金融危機で倒

    0
    2019年01月12日

    Posted by ブクログ

    全てを失った男と夢に挫折した少女の物語。誰かを救うには強くなければならないと思っていたが,強くなろうとする決意が誰かを救う力なのかもしれない。
    あらすじ(背表紙より)
    2008年の世界的な金融危機でファンドマネージャーだった深尾真司は全てを失った。7年後のある日、コンビニの雇われ店長になった彼は行き

    0
    2018年10月02日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    経済小説かと思ってたらヒューマンドラマ色の方が強くて、ちょっと想定外。後半に金融関係のお話が出てきますが、メインは主人公・深尾の蘇生と彩弓のクオリティ・オブ・ライフのお話という印象。

    深尾が少しお節介焼きすぎな感はありますが、人間ドラマ的なところは概ね満足。ただ、購入時に期待していた経済小説要素が

    0
    2018年10月09日

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