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6422万人の入場者を集め、目に見える形で日本を変えた70年大阪万博の成功までの舞台裏を、その総合プロデューサーであった著者が初めて一冊の本として明かす! 万国博とは何か? 大阪万博(70年)、セビリア万博(92年)、上海万博(2010年)を通して見えたものとは? 2025年、日本で再び万国博を行う意義は?
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Posted by ブクログ
堺屋太一氏が、通産官僚時代に大きく関わった大阪万博を中心に、万博について書いたもの。開催までの経緯と苦労がよくわかった。 「人間は好きに働き、知恵と感覚を研ぎ澄ますべきだ」p40 「(黒くすすで汚れた街大阪)大阪人は自ら「煙の都」と称し、空が煙で曇って見えるのを「大阪の繁栄の証」として自慢していたも...続きを読むのだ」p67 「国がいくつかの選択肢の中から三里塚を選んだ理由の一つは、この地域に400ヘクタールを超える国有地・下総御料牧場が広がっていたからであった。国はこの国有地に、取得した民有地をくっつけて空港を造ろうとしたわけだが、この戦略は結果的に大きな反対運動を引き起こすことになった。国有地を広げて、迷惑施設である空港を押し付けるものと考えられたからだ(万博用地は全て民有地買収とした)」p110 「(用地は安く買収した)高い値段での買収は、すなわち、万国博が嫌われるイベントだということになる。万国博の成功のためには、地主たちに、迷惑施設のために土地を売ったという思いを残してはいけないのだと」p111 「(ダニエル・バーナム)理想の低い小さな計画を立ててはいけない。それは情熱を奮い立たせることがなく、ひいては非現実的であるからだ。だから大きな計画を立てよ。それは記憶に残るであろう」p124 「日本はゼロ戦に象徴される航空機の高い技術、戦艦大和に代表される造艦技術を持っていたにもかかわらず、アメリカの艦上戦闘機グラマンやジープなどの大量生産品に数の力で圧倒された」p132 「官庁でも企業でも、自分の意思を通すために、大臣や社長をはじめキーマンとなる上司を口説こうと画策する若者は多い。しかしそれでは決して成功しないのだ。あるいは成功したとしても短命で終わる。なぜなら、偉くない人が大きな事を起こせる日本は、裏を返せば偉い人が下の者に動かされる国でもあるからである」p142
失敗した事業の責任者は、ただ一人だが、成功した事業の功労者は、限りなく多い、と言う。 偉くない人(経産省の一介の官僚)が巨いなる企て(万国博覧会)、を実行。そして、大成功(入場者数 6422万人)、その物語であります。
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