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家が小さければ……「物に縛られず身軽になれる。」「ローンや高い家賃に縛られず、生き方を選べる。」「過剰な消費社会から距離を置ける。」「環境負荷が少ない。」「独りの時間を大切にできる。」アメリカ、オーストラリア在住の6人のスモールハウスを例に、経済的にも精神的にも自由になれる「小さな暮らし」の魅力を伝える。
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Posted by ブクログ
支出を減らすことで得られる自由もあるのだなと教えてくれた本。 住宅は自由を奪う敵ではなく自由の味方であってほしい。
単なるミニマリストのお話に留まらず、筆者の死生観を垣間見たように感じた。 意識してモノを削ぎ落とすのではなく排除すべきは「意図」そのものだとするフレーズにはハッとさせられた。 常にこぎ続けなければならない自転車に乗っているような現在の経済環境にあって、そこで一度自転車を降りてゆっくり景色を、空気...続きを読むを感じる楽しみ方を教えてもらった。
消費することに嫉妬が伴うこと そこから 小さな家は、必需品(ベット・キッチンなど)と他自分の好きなモノ(お気に入りの本・ギターなど)だけで構成される。 居心地がいいに決まっている。 ぜひ、スモールハウスに住みたい!(10年以内に笑)
この著者の本は2冊目。 「自作の小屋で暮らそう」がBライフの実践編だとすると、この本は思想編といった感じ。 海外のスモールハウスに住む人(街中で仕事を持ち暮らす人や、森の中でインフラもなく暮らす人までさまざま)が、住むことになった理由やその後の変化、それぞれに通低するものについて著者自身の考えを重...続きを読むねながら紹介される。 登場人物達の共通点は(著者も含め)、資本主義/消費主義な暮らしに対して疑問を持っていることだと思う。 まじめに働き社会的承認を得つつ生活水準を上げることで達成感や生きがいや幸せを感じる人もいると思うが、一生懸命働いても承認も得られず暮らしは豊かにならず、何かをすり減らしている感覚を持ちながら暮らしている人もいる。 前者のような生活が自分に合っていて、且つ成功していればいいけど、そんな人はかなり少ないと思う(たぶん)。当たり前だけど、自分に合わない生活はしないほうがいい。 後者のような人(程度はあるだろうが)が自分の生活を変えたいと思ったとき、選択肢としてスモールハウスもあるよ。というのが本書の主な内容と思う。 スモールハウスに暮らすことがそもそも一つの暮らし方だが、小さな家に住むにあたり余計なものを限界まで減らす過程で自分が本当に好きで必要なものが見えてくるわけで、それらを見出す方法としても機能している。 必ずしも本書に載っているような小さい家に住む必要ななく、それぞれが必要なだけの大きさの家に暮らせばいい。 余計なものを排除していくことで、楽になるし納得感の高い暮らしを送ることができる。 スモールハウスに住むことを勧める本のようにも読めるが、実は余計なものを排除していく過程に重心があるように思う。 家は、現実的な暮らしの場所であると同時に自分を形成する一つの(結構大きめの)要素でもある。住む家が変われば生活が変わり、自分自身も変化する。 自分がより良く生きていくための生活のはずなのに、今の生活を維持するために余計なものを抱えながら生きているような、そんな気分を変えたい人にはなんらかのヒントになると思う。 自分自身、近々引越しを考えているので考えさせられることが多かった。 最後(第6章)に紹介されている事例は、なんだかこの社会にマッチしないなぁ、と日々感じながら生きている人にとっては感じ入る所が多い話だと思う。
アメリカでこんなにもスモールハウスはやっていたのか知ったが、日本ではあまり聞かないなというのが私の印象だ。 この本は、単にスモールハウスを物理的な空間として捉えているのではなく、そこでの生き方について紹介をしていた。ミニマリスト、今憧れるな、なかなか今の日本でこのような生活に切り替える事は難しいなと...続きを読むは思う。
文章のうまさに感心するが、文庫版あとがきにあるようにアメリカのライフスタイルや思想には距離を感じてしまい、「僕はなぜ小屋で暮らすようになったか」のような興奮を覚えることはなかった。最終章とあとがきの著者自身の生活や思想が垣間見える部分は面白かった。
駐車場1台分のスペースに、人間が快適に住めるという事を初めて知り驚愕。読み進めて行くうちに、自分も生活をそぎ落としてみようと思えた。
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スモールハウス ──3坪で手に入れるシンプルで自由な生き方
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高村友也
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