人魚ノ肉

人魚ノ肉

896円 (税込)

4pt

八百比丘尼伝説が新撰組に! なんと沖田総司が吸血鬼!

デビュー作「宇喜多の捨て嫁」が直木賞候補となり文学賞5冠を獲得した驚異の新人の第二作が本作!
八百比丘尼伝説をベースに舞台は幕末の京都。
坂本竜馬、新撰組が登場するが、実は吸血鬼やゾンビ、ドッペルゲンガー。
史実を忠実に辿りながらも、誰も想像しなかった展開、かつ構成がとられた作品。

人魚の肉を食べた者は不老不死になるというが…
舞台は幕末京都、坂本竜馬、沖田総司、斎藤一らを襲う不吉な最期。奇想の新撰組異聞。

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人魚ノ肉 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    個人的な好みとして、自分が今生きている世界と地続きになっているように感じられるというか、世界観が真に迫っているというか、そういう物語が好きなんだけど、久々にそんな感覚を覚えた小説。多分、幕末もの(大好き)×怪異もの(大好き)が自分にとって相性が良かったからだと思う。

    0
    2020年03月22日

    Posted by ブクログ

    初めましての作家さん。
    史実を上手に利用して、そこに人魚の肉を紛れ込ませ
    表面的には何も変わっていないように見せている。
    これは面白い!というか上手い!
    誰も知らない。気付かない。
    幕末の竜馬や新選組が人魚の肉を口にして・・・
    想像以上に面白かったです。

    0
    2019年12月18日

    Posted by ブクログ

    歴史小説は普段ほぼ読まないのだけれどとても面白くてすらすら読めた。
    史実とフィクションを上手く絡めていてとても好き。
    山田風太郎や刻迷宮を思い出した。
    他の本も読んでみたい。
    大当たりを引けた気分(*´ω`*)

    0
    2018年10月27日

    Posted by ブクログ

    面白かったです。
    単行本で既読なのですが、史実には忠実ですが怪異を上手く絡めてあって、再読でもわくわく読みました。
    血を飲むと不老不死になり、肉を食べると妖に魅入られる。この違いが良いです。
    坂本龍馬の「竜馬ノ夢」、沖田総司の「肉ノ人」、そして斎藤一vs斎藤一の「分身ノ鬼」が好きなのですが、今回は「

    0
    2018年08月21日

    Posted by ブクログ

    最近、著者の偏りを感じ、新天地開拓のような作者を探していた。大型書店で歩いていて著書が目に留まった。明らかに作品名が気になった。歴史背景や登場人物も興味をそそり衝動買いの様に買って帰り直ぐに読み始める。

    幕末天地がひっくり返る中、物語は進んでいく300年にも渡り鎖国を続けてきた当時の日本国民は外国

    0
    2022年10月01日

    Posted by ブクログ

    人魚の血を飲めば不老不死に、
    人魚の肉を食べれば、妖に取り憑かれる。

    人魚というと外国のお伽話に出てくるイメージが強いが、しかし、それは幕末の京都に実によく合っていた。
    史実をなぞりながら、そこに人のものではないものの何かを重ね、美しくも恐ろしく悍しい物語が出来上がった。

    わたしはこの時代に疎い

    0
    2020年06月28日

    Posted by ブクログ

    短編連続時代小説ホラー。幕末志士、新撰組の実際の逸話とホラーを合わせた斬新な小説。全部がいかにも「それっぽく」書かれていて、最後まで飽きなかった。この話のオチはどうするんだろ?と考えながら読める。

    0
    2018年12月27日

    Posted by ブクログ

    作品を知ったのが某ソーシャルゲームのイベントの時期だったので「これは読まねば!」と思い買いました。
    出てくるのは幕末に活躍した坂本龍馬や岡田以蔵、新撰組…といった人々。
    最初の岡田以蔵、坂本龍馬、中岡慎太郎の幼少期は内心テンションMAXで読んでました。血の描写が生々しくて良いです。

    0
    2018年09月23日

    Posted by ブクログ

    なぜ、沖田総司は、血を吐いたのか。
    なぜ、岡田以蔵は、「人斬り以蔵」になったのか。
    斎藤一と藤田五郎、とは。
    歴史的事実の裏に、実は人魚ノ肉と血があったとしたら……
    ゾワゾワしながら、楽しませていだだきました(*´▽`人)

    0
    2018年06月27日

    Posted by ブクログ

    幕末の偉人と八百比丘尼伝説を上手く絡めた作品。
    幕末と怪異の融合がすごく自然に感じて、まるでこれが史実であったかのような錯覚に陥ってしまう。
    戦国時代や幕末を生きた人達は、それだけ怪異ともとれるような狂気の世界を生きてきたのだろう。
    真夏の夜に読むのにピッタリの作品。

    0
    2018年10月31日

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