百歳人生を生きるヒント

百歳人生を生きるヒント

858円 (税込)

4pt

4.3

これまで誰も考えもしなかった「百歳人生」という大海を、
海路をもたずに航海しなくてはいけないのです。

経済的に、どうしたら生活できるか。
衰えていく体をどうするか。介護はだれがしてくれるのか。
そこにあるのは、悠々自適の老後という牧歌的な世界ではなく、
あとの50年をどう生きるかという、重苦しい課題なのです。

ここに、これまでの古典や哲学、思想、人生論を
そのまま当てはめることはできません。


そこで本書では、50才から100才への道のり、
古代インドでいう「林住期」から「遊行期」への長い下り道を、
日本人の年代感覚に添って10年ごとにどのように歩くかを、下記のように考えてみました。

五十代の事はじめ――これからはじまる人生を生き抜く覚悟を、心身ともに元気な時期から考えはじめる時期
六十代の再起動――五十代で思い描いた下山を、いよいよ実行する時期。これまでの生き方をリセットする
七十代の黄金期――下山の途中で、突然あらわれる丘のような場所を十分に楽しみ活力を補充する時期
八十代の自分ファースト――社会的しがらみから身を引き、自分の思いに忠実に生きる時期
九十代の妄想期――これまで培った想像力で、時空を超えた楽しみにひたる時期

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百歳人生を生きるヒント のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    いろいろなヒントがあった。85歳の著者の「あと15年をどう生きるか」という話は、まだ60歳前の自分は多少余裕をもって受け止めることができて気が楽だった。

    0
    2020年06月07日

    Posted by ブクログ

    来月、五木寛之さんの講話を申込みしています。行けるといいのですが。高齢者に大切なのは教育(今日行くところ)と教養(今日用事がある)だとw。本当にそう思います(^-^)「百歳人生を生きるヒント」、2017.12発行です。なるほど、なるほどの内容でした。「人生百年」ではこれまでの「人生五十年」の人生観は

    0
    2018年01月25日

    Posted by ブクログ

    「孤独のすすめ」が面白かったので、こちらも読んでみました。50代は人生後半戦の準備期間。しっかりと気持ちと生活を切り替えて60代以降に備える。60代からいよいよ心身ともに思い通りにいかなくなるが、徐々に重荷を下し、70代は人生後半の黄金期、80代でいろいろと人生の精算をして、90代は体が動かなくても

    0
    2018年01月13日

    Posted by ブクログ

    日本という国は未曾有の長寿時代を迎えている。経済の不安、衰えていく体の問題、介護は誰がしてくれるのか。そこにあるのは、これまでの哲学や思想で語ることのできない、100歳までの長い道をいかに歩むかという重い課題である―ミリオンセラー『生きるヒント』から四半世紀を経て語り下ろす、まったく新しい生き方の提

    0
    2017年12月23日

    Posted by ブクログ

    人生後半は下山の心構えで。50代の事はじめ・下山を考え、60代の再起動・下山を実行、70代の黄金期・下山途中を楽しみ、80代の自分ファースト・しがらみから身をひき、90代の妄想のすすめ・想像力で楽しみに浸る。

    既に85歳という実績、過去に人生を語った経験、縦横無尽な古典や体験の引用。

    0
    2018年10月13日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    五木氏は人生の先達者として私が最も傾倒している作家です。本書は、五木氏へのインタヴューをもとに、50代~90代までを、10年毎に各年代の心構え等をコメントする構成で、百歳人生を生きるヒントを開陳したものです。自分の経験をもとにしたヒント集ですので、流行等には合致していません。例えば、無理して人と関わ

    0
    2023年03月05日

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