遺伝人類学入門 ──チンギス・ハンのDNAは何を語るか

遺伝人類学入門 ──チンギス・ハンのDNAは何を語るか

880円 (税込)

4pt

4.5

近年、世界中の人類集団の遺伝子のバリエーションについて大規模な研究が数多くなされている。そうした中、中央アジアから東アジアにかけてチンギス・ハンの持っていたY染色体のタイプが爆発的に拡散しているという仮説が提起された。本書ではこの仮説を追うことを糸口として、遺伝子の研究方法から、人類の祖先の辿り方、進化と遺伝の捉え方まで、ゲノム時代にわれわれのルーツを追究する意義について、縦横無尽に解説する。

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遺伝人類学入門 ──チンギス・ハンのDNAは何を語るか のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2019年04月29日

    本書は『ちくま大学』の社会人向け講座「ヒト遺伝子の謎に迫る - チンギス・ハンの秘密」という講座から再構成して書籍化したものだという。もし、行くことができたのであればぜひ受けてみたかった魅力的な講座である。

    まず最初に、遺伝子・染色体・DNA・ゲノムを区別することはとても重要であるが、多くの場合に...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2018年08月26日

    遺伝人類学の紹介。難解そうな部分もあまり手を抜かずにきちんと書かれている。数式は出てこないが統計の考え方などが分かってないと難しいかも

    ・ミトコンドリアは女系でY染色体は男系で、それぞれ遺伝していく。しかし集団内のミトコンドリアとY染色体を解析してみると、それぞれの遺伝的多様性が全く異なっているこ...続きを読む

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