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小鳥のように愛され、平和な生活を送っている弁護士の妻ノラには秘密があった。夫が病気の時、父親の署名を偽造して借金をしたのだ。秘密を知った夫は社会的に葬られることを恐れ、ノラをののしる。事件は解決し、夫は再びノラの意を迎えようとするが、人形のように生きるより人間としていきたいと願うノラは三人の子供も捨てて家を出る。近代劇確立の礎石といわれる社会劇の傑作。
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Posted by ブクログ
全然イプセンなんか興味なかったのに、なぜか産休の時に買っていた。それから4回くらい読んでるけど、毎回、途中の『夫に秘密がばれてしまう』というところだけ覚えていて、結末を全く思い出さないで再読している。今回は3年ぶりくらいかな。また、『なんとなく』手に取った。 イプセンはノルウエーの戯曲家で、板垣退...続きを読む助張りの髭のおじさん。かのおじさんが、ここまで女性の真髄を表現しているとは!私も女として年を取るたび、『女』がいかなる生き物であるか、自分を含めて解ってきているはず。読むたびに新しい発見をする。一般的には、婦人解放の思想と解釈されているようだけど、今回は、ヒロインのノラが、女の持つ多面性の平面でなく、玉虫色の滑らかな球面で表しているような感じがした。 『今夜奇蹟が現れると思っておりましたのに、それが現れなかったからです。それであなたという人が、あたしが今まで考えていたような方ではないということがわかったのです。』 そうね。結婚して、子供も出来てから気がつくことだってあるわよね。同感。 本日の通勤の往復で読破。濃い時間だった。次読むときも新しい気持ちで読める予感がする。
一気に読み終えた思わぬ結末に愕然とした。ノラは恰好いいのか?酷いのか? 私は、張り倒してやりたくなる。女性は人形で居てほしい。 私は世間を敵に回してしまったのだろうか? イプセン:江戸末期生誕に驚く。 尊王攘夷と騒いでいる日本 鎖国で平和を得たが 大きな何かを失った
戯曲という変わった文体にも関わらず、内容に引き込まれて一気に読み切る。夫婦関係に何の疑問も持たず幸せに過ごしていた女性が、ある事をきっかけに、違和感、息苦しさを感じ、本来の自分を取り戻していく。爽快感さえ感じるほど、共感できた。
1879年に描かれた女性と夫の物語 主人公の「極端とも思える」行動は 女性解放あるいは男女同権というとりかたはもちろん 今日現代現在においても夫婦のありかたに続いている 男性は主人公の立場になって 女性は夫の立場になってわが身に思うことが今でもできるだろうか 誰しも自身だけで判断する正しさからは逃れ...続きを読むられないものであり 優れた作品は異なる他者というものを思い出させてくれる
妻は夫の人形であり、子どもは妻の人形である。 ノラは語らなかったが、結局、夫たるヘルメルもまた、妻の人形でしかなかったのではないだろうか。 そう考えると、人間でも、人間の人形でもない、人形の人形が最初に「人間」に目覚めるのは、なんとも皮肉にも思える。 そんな遊戯の欺瞞に気づいてしまったからには耐えら...続きを読むれず出て行くのも、納得がいくというものだ。
なんだろう、やりきれない。 それに、突っ込みどころが大変多い 最後の態度というか、生き方の大転換が劇的で、違和感満載。助走なしに10mくらい飛ばれた気分 ラング先生はそれでいいのか?先生の登場する意味がよく分からない。色々とミスリードを誘っただけのような 銀行事務の二人にしてもよく分かんない ...続きを読む 頭取は安定感がある。 ああ、だがしかし、その分、分かりやすくて恐ろしく退屈な奴だ! ノラは美人で魅力的という雰囲気が濃密 大袈裟過ぎず、地味過ぎず、適度に華美で読みやすい。 最後の主張もしっかりしていて、全体のキラキラ感もいい
イプセンが目の前で見た女性の参政権関連の運動へのインパクトが伝わってくる。今考えるとまずい表現は多々あるけど、やっぱり本作が書かれた時代を考えるとすごいなと思います。
私は最後まで面白く読んだけど、母は「あまり良い話じゃなかったような気がする」と言ったときに、世代のような気もしたけど、母も伊達に子どもを育てたわけじゃないよなと思った。 ノラのように人形を演じなければならなかった女性はどのくらい居たんだろう、どのくらい居るんだろう。私も彼女のように突然ふっと目が覚...続きを読むめて、あるいは夢を見て、それまでと正反対の行動を取ることがあります。いつも人並み以上に感情的なようで突然無情になってしまうことがあります。人形の家は、私にとって身近な物語だった。
相手の思い通りになる「人形」である限りにおいて愛されてただけなんだと気がついたときのあの絶望感。思い出して苦しくなり、終盤は奥歯を噛み締めながら読んだ。 ノラの台詞に父から夫へ受け渡された、みたいな言葉があり、「あの子は貴族」にも似たような台詞があったので思い出した。もしかしたらあの子は家族はこの作...続きを読む品にも影響受けている?シスターフッドがある分あの子は貴族のラストの方が爽やかだけど、併せて読むと面白いのかも。 中盤までの主人公ノラはあまりにお馬鹿に見えるんだけど、「目が覚めた」後は教育がないなりにものすごく聡明で、こういう面を父や夫に抑圧されていたんだな、本来の彼女はこっちなんだな、と分かる。 イプセン、他の作品も読みたい。
セリフ本だから少しばかり読むのが面倒だが、ふわふわ生きているノラが最後はしっかり自分の意思を持っていることが印象に残った
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人形の家(新潮文庫)
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イプセン
矢崎源九郎
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