人形の家(新潮文庫)

人形の家(新潮文庫)

396円 (税込)

1pt

小鳥のように愛され、平和な生活を送っている弁護士の妻ノラには秘密があった。夫が病気の時、父親の署名を偽造して借金をしたのだ。秘密を知った夫は社会的に葬られることを恐れ、ノラをののしる。事件は解決し、夫は再びノラの意を迎えようとするが、人形のように生きるより人間としていきたいと願うノラは三人の子供も捨てて家を出る。近代劇確立の礎石といわれる社会劇の傑作。

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人形の家(新潮文庫) のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    全然イプセンなんか興味なかったのに、なぜか産休の時に買っていた。それから4回くらい読んでるけど、毎回、途中の『夫に秘密がばれてしまう』というところだけ覚えていて、結末を全く思い出さないで再読している。今回は3年ぶりくらいかな。また、『なんとなく』手に取った。

    イプセンはノルウエーの戯曲家で、板垣退

    1
    2017年06月17日

    Posted by ブクログ

    一気に読み終えた思わぬ結末に愕然とした。ノラは恰好いいのか?酷いのか?
    私は、張り倒してやりたくなる。女性は人形で居てほしい。
    私は世間を敵に回してしまったのだろうか?
    イプセン:江戸末期生誕に驚く。 尊王攘夷と騒いでいる日本 鎖国で平和を得たが
    大きな何かを失った

    0
    2020年05月15日

    Posted by ブクログ

    戯曲という変わった文体にも関わらず、内容に引き込まれて一気に読み切る。夫婦関係に何の疑問も持たず幸せに過ごしていた女性が、ある事をきっかけに、違和感、息苦しさを感じ、本来の自分を取り戻していく。爽快感さえ感じるほど、共感できた。

    0
    2020年04月30日

    Posted by ブクログ

    1879年に描かれた女性と夫の物語
    主人公の「極端とも思える」行動は
    女性解放あるいは男女同権というとりかたはもちろん
    今日現代現在においても夫婦のありかたに続いている
    男性は主人公の立場になって
    女性は夫の立場になってわが身に思うことが今でもできるだろうか
    誰しも自身だけで判断する正しさからは逃れ

    0
    2018年11月13日

    Posted by ブクログ

    妻は夫の人形であり、子どもは妻の人形である。
    ノラは語らなかったが、結局、夫たるヘルメルもまた、妻の人形でしかなかったのではないだろうか。
    そう考えると、人間でも、人間の人形でもない、人形の人形が最初に「人間」に目覚めるのは、なんとも皮肉にも思える。
    そんな遊戯の欺瞞に気づいてしまったからには耐えら

    0
    2014年09月24日

    Posted by ブクログ

    なんだろう、やりきれない。
    それに、突っ込みどころが大変多い

    最後の態度というか、生き方の大転換が劇的で、違和感満載。助走なしに10mくらい飛ばれた気分

    ラング先生はそれでいいのか?先生の登場する意味がよく分からない。色々とミスリードを誘っただけのような

    銀行事務の二人にしてもよく分かんない

    0
    2012年03月27日

    Posted by ブクログ

    イプセンが目の前で見た女性の参政権関連の運動へのインパクトが伝わってくる。今考えるとまずい表現は多々あるけど、やっぱり本作が書かれた時代を考えるとすごいなと思います。

    0
    2022年10月02日

    Posted by ブクログ

    私は最後まで面白く読んだけど、母は「あまり良い話じゃなかったような気がする」と言ったときに、世代のような気もしたけど、母も伊達に子どもを育てたわけじゃないよなと思った。

    ノラのように人形を演じなければならなかった女性はどのくらい居たんだろう、どのくらい居るんだろう。私も彼女のように突然ふっと目が覚

    0
    2022年04月15日

    Posted by ブクログ

    相手の思い通りになる「人形」である限りにおいて愛されてただけなんだと気がついたときのあの絶望感。思い出して苦しくなり、終盤は奥歯を噛み締めながら読んだ。
    ノラの台詞に父から夫へ受け渡された、みたいな言葉があり、「あの子は貴族」にも似たような台詞があったので思い出した。もしかしたらあの子は家族はこの作

    0
    2022年02月20日

    Posted by ブクログ

    セリフ本だから少しばかり読むのが面倒だが、ふわふわ生きているノラが最後はしっかり自分の意思を持っていることが印象に残った

    0
    2021年04月09日

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