裁判の非情と人情

裁判の非情と人情

836円 (税込)

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裁かれるのも「人」なら、裁くのも「人」のはず。しかし、私たちにとって裁判と裁判官はいまだ遠い存在だ。有罪率99%といわれる日本の刑事裁判で、20件以上の無罪判決を言い渡した元東京高裁判事が、思わず笑いを誘う法廷での一コマもまじえながら、裁判員制度、冤罪、死刑などをめぐり、裁判官の知られざる仕事と胸のうちを綴る。

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裁判の非情と人情 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    感動した。特に働き方について学ぶことが多かった。また司法と裁判官のあるべき姿・ありたい姿について自由な捉え方を可能にしてくれる。そして、人としての謙虚な考え方を一つ学んだ。
    なお内容は法律モノのエッセイであり、判決文の書き方にまつわる小咄や、裁判官の趣味・生き方、司法制度改革に関わる意見など、いろい

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    2021年04月10日

    Posted by ブクログ

    よく知らない裁判官の世界。裁判官が書いたものを読むのは初めてかも?
    堅苦しい話はほとんどなくて、裁判官が世間からどうみられているか、それなりによく認識されていることに多少の驚きあり。。。彼らは、どのようにその世間の見方を知るのだろうかとか。

    紹介されてた本が軒並み面白そう。
    『法服の王国』『汽車ポ

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    2017年04月04日

    Posted by ブクログ

    裁かれるのも「人」なら、裁くのも「人」のはず。しかし、私たちにとって裁判と裁判官は、いまだ遠い存在だ。有罪率99%といわれる日本の刑事裁判で、20件以上の無罪判決を言い渡した元東京高裁判事が、思わず笑いを誘う法廷での一コマから、裁判員制度、冤罪、死刑にいたるまで、その知られざる仕事と胸のうちを綴る。

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    2017年03月12日

    Posted by ブクログ

    裁判官が書く「判決文」が「悪文」である、という指摘は多いが、その悔しさもあるのだろうか。やや滑りがちな感もなきにしもあらずだが、軽妙で味わい深いエッセー。
    刑事の裁判官のビジネスキャリアが、その生活、信条の面からよくわかる。

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    2018年10月20日

    Posted by ブクログ

    判決文をじっくりと読んだことはないが、しっかりした論理構成になっていることが予測され、それを書く裁判官は文章作成能力に秀でていると期待できる.したがって本書も簡潔な文章で楽しめるエッセイ集になっている.随所に引用されている本、例えばp12の『裁判の書』.様々な本に目を通しておられることが、素晴らしい

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    2021年05月31日

    Posted by ブクログ

    原田元判事の経験から見た裁判所。

    裁判所に絶望するわけではなく、しかし全肯定するわけでもない。
    朗らかな文体と相俟って、大きく槍玉に挙げられるようには思えないのは、さすがのバランス感覚というべきなのか。

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    2020年01月13日

    Posted by ブクログ

    普段関わることのない裁判所の中で起こることを知ることができ、有益だった。有罪か無罪かというラインは白か黒かの判断は、「白か黒かの判断ではなく、黒と断定できるかどうかの判断である」と述べられており、この判断基準は私たち一般人には浸透していない部分だと感じた。
    現在は裁判員制度があるので、いつ裁判に関わ

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    2019年01月22日

    Posted by ブクログ

    法律を扱う仕事をしているのに、法律や裁判にどこか苦手意識を抱いている。
    試しに「裁判」の2文字を頭に浮かべると、イメージとして広がるのは、冷たいコンクリート色したグレーの世界。
    もちろん、公平さを期するために感情を排した慎重なシステムであるべきなのはその通りだし、よくわかるのだけど。
    でも、私が好き

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    2017年11月23日

    Posted by ブクログ

    テレビや新聞のニュースでしか知り得ない事件の
    裁判をする人たちのことは、そうなのかと知らないことばかり
    未知の世界と言っていいのか
    ちょっとドラマで見た感じともリンクしているのか
    とにかく、興味深く、驚いたり安心したり
    読んで楽しかった?というか良かったなと思った

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    2017年10月08日

    Posted by ブクログ

    裁判官を退官された著者がその仕事人生をエッセイで振り返られています。裁判官としての自分はこんな人なんですよということが紹介されていて面白く読ませていただきました。また他の裁判官のことについても少し話されていて、この仕事に就く人の日常といったものを知ることができます。仕事とプライベート、新人時代のこと

    0
    2017年09月11日

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