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2016年正月の箱根駅伝で、青学は前年の優勝に続き連覇を達成。さらに、箱根駅伝史上39年ぶりの完全優勝を成し遂げた。連覇に導いた元伝説の営業マン・原晋監督は、なぜ脅威の連覇を果たせたのか? 本書では、初優勝から連覇までの道のりを振り返り、勝ち続ける理由や勝ち続ける組織の秘密について明らかにし、チームの組織運営だけでなく、個人を指導する秘訣についても、タイプ別・シチュエーション別にくわしく掘り下げた。駅伝ファン、あらゆる組織のリーダーにお薦めの一冊。
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Posted by ブクログ
勝ち続ける理由 著:原 晋 祥伝社新書 491 原晋箱根駅伝の21年の軌跡 第80回予選17位 第81回予選16位 第82回予選13位 第83回予選16位 第84回予選10位 第85回22位 第86回8位 第87回9位 第88回5位 第89回8位 第90回5位 第91回初優勝 第92回完全優勝 ...続きを読む第93回完全優勝 第94回優勝 第95回2位 第96回優勝 第97回4位 第98回優勝 第99回3位 第100回優勝 気になったことは以下です ・人間というのは不思議な生き物で、何でも与えられていると意欲が失せてしまう。 やはり何か悔しさがないと闘志がわいてこないのだ ・監督が夫婦で寮に住み込み、選手たちと一緒に生活しているのは、大学駅伝では青学と数校だけであり、実はこのことがチーム青学の隠れた強みになっていると思う ・やはり「答えは現場にあり」ということだろう ・やるべきことをやればいい、結果はあとからついてくる ・学生たちに「これやれ、あれやれ」と一方的な指示を与えるのではなく、「なぜ、これが必要なのか」について学生たちが自分で考え、行動できるようにしてほしいという要望である ・人間というのは堕落する動物であり、怠けたくなる生きものである ・話しにくい相談、言いたくないことほど、早くリーダに伝えるべし、というのが強い組織を維持するための鉄則である ・その分別がうまくできない場合は、どんな些細なことでも、報告・連絡・相談するという基本に立つべきだ ・組織をつくるうえで大切なことは、議論をすることだ。 ・強い組織が勝ち続けるには、どうしたらよいのか 「当たり前のことを当たり前にやっていくこと」 目次 はじめに 青学はなぜ連覇を果たしたのか 第1章 初優勝からの日々 第2章 連覇、そして完全優勝へ 第3章 結果を出せるチームをつくる 第4章 個人を指導する秘訣 第5章 勝ち続ける組織 終章 陸上界を変える!ハッピー大作戦 おわりに ISBN:9784396114916 出版社:祥伝社 判型:新書 ページ数:224ページ 定価:780円(本体) 2016年12月10日初版第1刷発行
この本を読むとなぜ原監督が勝ち続ける事が出来るのかがよくわかります。 野村克也氏の著作に「組織はリーダーの器以上には大きくならない。」という言葉が出てきます。 原監督のこの本を読むとまさにその通りなのだな、と痛感します。
青学原監督4冊目。 2連覇後に書かれているので、組織作りがより強固なものになり定着した頃と思われる。 組織作りもだが、とにかく原監督の学生に対する接し方に感動すら覚える。特に退部する選手に送るメッセージの部分。 青学陸上部で過ごした時間がムダではなかった事、学んだ事を就職してからも活用してほしい事、...続きを読む青学陸上部を嫌いにならないで、応援してほしいという事。 心底学生の事を考えていないと出てこない言葉だと思う。胸を張って次の世界に進める。人を認めることの素晴らしさというか、こんな言葉がかけられる人間になりたい。
近道はない。当たり前のことを当たり前にやる。準備とこだわり。枝葉末節をいくらかえても組織は変わらない。核、根幹を変える。 コツコツと積み上げた土台、根っこを下にしたに伸ばし花が咲いた、青学陸上部の勝ち続ける理由がここにあります。
非常に面白かった。 組織論と人材マネージメントという観点から、基礎的な考え方であるものの具体性が高くて話が面白い。最後の、日本マラソン復活への提言がどこまで陸上界にインパクトを与えるのか楽しみです。
■結果を出せるチームの条件(青学陸上部の三カ条) ①感動を人からもらうのではなく,感動を与えることのできる人間になろう。 ②今日のことは今日やろう。明日はまた明日やるべきことがある。 ③人間の能力に大きな差はない。あるとすれば,それは熱意の差だ。
箱根駅伝3連覇の青学を率いる原監督による、人材育成論。サラリーマンで苦労された方らしく、生身の人間に向き合った現実的な指導法だと思います。 同氏の別著も読んでいるので、当然のことながら既出の内容も多かったのは仕方ないか。
有言実行、かっこいい! 継続的に成果を出し続ける組織作りに参考にさせてもらった。 本質的には教育機関なのだ、というのがしっくりした。いいね青学。
これからも原さんが結果を出し続けられるか否かは結果論ですが、10年を超える時間をかけて組織づくりに取り組んできた人だからこそ、地に足のついたサクセスストーリーを語れているのかな、と思います。
最近はよく講演やテレビに出たりしていて、箱根駅伝3連覇は大丈夫かなあ、と思っていたら、テレビに出演するのは、陸上をサッカーや野球のようなメジャーなスポーツにするためだと。青学の学生をどのように強くしていったか、なぜマラソンを走らせるかなどの他に、今の陸上競技界にたいする苦言も呈している。もしかして、...続きを読むこの人は青学を辞めてオリンピックの強化選手育成をしたいのではないかと思ってしまう。
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