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「あの男に一度、百万の軍勢を采配させてみたかった」天下人豊臣秀吉に知略と軍才を高くかわれ、そう言わしめた魅力溢れる戦国一の勇将「大谷刑部吉継」。関東、奥羽、朝鮮など各地で骨身を削りながら見事な活躍を続ける。慶長五年関ヶ原。生涯の盟友・石田三成とともに戦国末期を鮮やかに照らし続けた男が最後の輝きを放とうとしていた…。知勇兼備の名将の魅力を描く傑作小説。
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Posted by ブクログ
「知られているような、知られていないような…」存在の人物を掘り下げる試みをした作品…なかなか愉しい!!殊に、この大谷吉継のように、後世に伝わっている色々なことがやや不足していながら、同時代の人達には敬愛されたであろう“将器”、“人物”を知ってみることには、大いに価値が在るのではないだろうか…
物語と言うより伝記っぽい書き方で(さすが人物文庫!)、吉継が活躍した部分をピックアップして掘り下げてある感じです。 吉継は冷静に仕事をしているイメージが強かったんだけど、本作では戦でわくわくしたり感激して涙したりと、情に厚い武辺者な面がたくさん描かれていて新鮮でした。 三成との関係も、見守るのではな...続きを読むく同じ目線で何でも言い合える仲という感じ。こういう豪胆な刑部もいいなぁ!
北政所が西軍寄りとして書かれていることに感激。最近言われるようになったにも関わらず、未だに家康を支持したとか秀秋に東軍につくよう言ったとか書いてある本が多いので…。 大谷吉継が主人公の本は初めて読みましたが、いままで知っているようで知らなかったことをたくさん知ることができました。 吉継と三成の友情、...続きを読むホントに好きです。 処刑前の三成の毅然とした態度も心に残っています。 最後のほうは泣きそうになることもありました。
豊臣秀吉の家臣で 様々な戦場で 大いにその武力を発揮する 石田三成とともに 関ヶ原に参戦するが 家康に負けてその人生を終える
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