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学校、診察室、地域などの現場で、子どものいのち、育ち、こころ、そして生きづらさに真摯に寄りそい、支える13人が自らの仕事を率直に語る。仕事の喜びや意義だけでなく、難しさや、苦しみ、迷いも伝えることで、この仕事を目指す若者ばかりでなく、生き方に悩む人たちにとっても大きな励ましとなる一冊。
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Posted by ブクログ
今子どもを身ごもっておられる方、今子どもを育てていらっしゃる方にこそ読んでほしい。 助産師、小児科医、保育士、小中学校教員、養護教諭、スクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラー、フリースクール主宰者、家庭裁判所調査官、弁護士とそれぞれの立場から「子どもにかかわる仕事」をしてこられた方の子ども...続きを読む観が率直に書かれている。 ジュニア新書ということを考えれば、おそらくそうした仕事を目指す子どもたちを念頭において作られたのだろうが、子ども自身よりも(もちろん子どもたちにも読んでもらいたいが)子どもを育てる親世代に読んでもらいたいと思わせる本でした。 いい本だから読んでみて下さい。
子どもが育つためことを応援する各種職業が紹介され、子どの個性を尊重しながらそれぞれの分野で取り組む様子がわかった。 ジュニア新書だが、大人も読むべき書籍。
子どもにかかわる仕事をしている人が、自分の仕事について語るアンソロジー。登場するのは、助産師、小児科医、保育士、小学校教員、中学校教員、学童クラブ指導員、養護教諭、スクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラー、フリースクール主宰、家庭裁判所調査官、弁護士。それぞれの仕事の内容や大切にしていること...続きを読む、そして子どもたちに対してどう向き合っているかが語られます。 この本は岩波ジュニア新書で発行されています。それが意味することは何かと考えます。中高生が読者ターゲットとなる訳ですから。読者自身がまだ「子ども」といえる訳ですから。そこには世の中の大人の中にはこうやって子どもたちと本気で向き合っている人がいるのだよと伝えたいという想いもあるのかも知れません。 そしてこの本は大人に、それも今子どもたちとかかわっていない大人にこそ、読んで欲しい本だと思ったのです。子どもに人的労力や時間を掛けることを贅沢である、子どもたちを甘やかすことになると感じる人は少なからずいます。子どもは放っておいても勝手に育つ。子どもの問題に大人が介入する必要はない。そんな風に思っている人もいます。そして子どもは大人のいうことを聞くべきだ。大人は子どものやることを決めるべきだ。そんな風に思っている人もいます。そんな人たちに子どもに対して本気で向き合ってかかわっている人たちの活動を知って欲しい思いがあるのです。これを読むと子どもへ向ける目が少し変わるかも知れない。そんな風に思えたのです。
子どもは生身の人間だから大人が体当たりで必死に立ち向かうエネルギーは子育て×接する子どもの数で途方もない。でも子どもからもらうエネルギーや喜びもそれ以上にあるのだとそれぞれの職業を誇りに思う方々の声がたくさん集められている。
編者が、寄せられた原稿を読んであちこちで涙がでたとはじめの言葉に載っていた。私も涙こそ流れはしなかったけれど、そうか、と気づかされる部分や共感する部分もちらほらとあり、胸が熱くなった。この本に載っている子どもとかかわる仕事は、助産師から始まり、保育士であったり教師であったり、小児科医だったりケアワー...続きを読むカーだったり、はたまた家庭裁判所の調査官や弁護士まで。 子どもにかかわる仕事をしている人は、子どもを社会につなげ、そして同時に社会とのつながりを子どもとの関わりから学んでいるようにも思う。
教育、保育、学外ケア…たくさん育ちのプロたちが語る、仕事の魅力と難しさ。それでも前向きな感覚に彩られるのは、子ども=未来だからかも。
ジュニア新書なので、対象は中学生・高校生あたり。 カウンセラー、学童保育、学校の先生… 多種多様な、子どもに関わる「大人」の体験記。 さらっと読めるけど、 特に「子供向けだから」とマイルドな感じは殆どなし。 しんどいことも包み隠さず、 だからといって説教くさくもない。 「あぁー、そうなんや」と...続きを読む 誰かの話を聞いている感じ。 体験談形式なので、 「この職業になるには」的なガイドはありません。
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