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拉致問題。繰り返される核実験。飛来するミサイル。悪の枢軸にして恐怖の独裁国家。何を考えているか分からない不気味な国。多くの日本人は北朝鮮をこう形容するだろう。しかし、実態はどうなのだろうか。彼らは何を考えて、どんな目的を持っているのだろう。また、日本をどう見ているのだろうか。そんな疑問に対する回答を、本書は教えてくれる。緊迫する東アジア情勢の中で日本が取るべき態度とは。今のアメリカ追従路線は本当に正しい道なのか。今こそ知らなくてはならない、北朝鮮の本当の姿を描いた一冊。
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Posted by ブクログ
確かに北朝鮮の「世界的に今まで2054回の核実験が行われている。その99.9%は5つの国連安保理の常任理事国によるものである。この開発に遅れた国が自国を守るために同様の兵器を保とうとするのは当然の権利だ」という主張には納得した。 かつての日本も明治維新以降、欧米の列強国に追いつこうと富国強兵を推し...続きを読む進めたという歴史を顧みれば、未だ朝鮮戦争が終戦しておらず気の抜けない状況にいる北朝鮮の言い分も理解できる。 それと同時に私たちが普段いかにマスメディアによる報道に踊らされているのかにも気付かされた。 国土の狭い北朝鮮が本格的な核実験をしようとしたら東に打つほかないだろう。 それに彼らは日本に落下しないようコントロールし、太平洋に向けて発射するときも人口の少ない津軽海峡を選んで通過するようにしている。 それなのにわが国のメディアは北朝鮮を敵視し、それを安易に”挑発行為”と報道し、しまいには日本に落下する可能性が極めて低いミサイルにもJアラートを使い国民に避難を促している。 これでは本当にわが国に向けてミサイルが発射されたときに誰も避難行動を起こさなくなるのも時間の問題だろう。 なんにせよ、これからは情報を受け取るときはそれを鵜呑みにせず、冷静に考えてから行動したいと思う。
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北朝鮮は「悪」じゃない
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鈴木衛士
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