さらば雑司ヶ谷(新潮文庫)

さらば雑司ヶ谷(新潮文庫)

594円 (税込)

2pt

中国から久しぶりに戻った俺を出迎えた友の死。東京、雑司ヶ谷。大都会に隣接するこの下町で俺は歪んだ青春を送った。町を支配する宗教団体、中国マフィア、耳のない男……。狂いきったこのファックな人生に、天誅を喰らわせてやる。エロスとバイオレンスが炸裂し、タランティーノを彷彿とさせる引用に満ちた21世紀最強の問題作。脳天、撃ち抜かれます。

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さらば雑司ヶ谷(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年05月13日

    有無を言わせず、めちゃくちゃに突き進む展開。
    最初は主人公に何の同情も抱かないが、徐々に主人公がいいヤツに思えてくる。
    花村萬月さん好きならはまりそう。
    続編を読みたい。

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    Posted by ブクログ 2020年07月19日

    ブッ飛びまくった内容と展開、数多くの文化的要素にニヤけながら抵抗不能で振り回され続け頭はすっかり疲れまくりつつ脳内からは何かがドバドバ分泌されて読む事を止められない自分を「アイツはもうダメだな」と誰かが言ってる妄想に取り憑かれ、結局また本の世界に逃げ込む事になる

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    Posted by ブクログ 2016年12月01日

    クエンティン・タランティーノの映画を観るかのごとく、
    物語の展開があまりに破天荒だが、それがまた面白い。

    いつ映像化されるのか、とても気になるところだが、
    いったい誰がメガホンを取れるというのだろうか。

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    Posted by ブクログ 2015年11月12日

     アングラ小説風でもあり、奇妙な小説だった。が、随所にあるマニアックな設定、描写におおっとうなりつつ進められ、その点で特に面白かった(かなり強引な展開ではあるがストーリーもある)。最後のページでのネタ元紹介中、半分強がわかってしまった・・・解説を読んでまたまたマニア根性を自覚させられたり、と予想以上...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年12月14日

    グルーヴ感を保ったまま終わりまで突き抜けたストーリー。サブカルチャーの知識を織り交ぜて作中世界を構築しているので、読者に近い現実として享受することが出来る、その楽しさが新鮮だった。内容は多少荒々しさがあるがそれもまた魅力で、その熱量、そのままの勢いで次作を読み進めたい。

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    Posted by ブクログ 2014年02月08日

    雑司ヶ谷ってこわいね、ってか中国こわいね、樋口さん振り切ってるね、映画好きだとなお楽しい本だよね、はちゃめちゃハードボイルドだよね、こんなこと日本という国で起きてることとかあんのかな?おばばは生命力といい性欲といい尋常じゃないよ、ちょっと「おえっ」ってなるえげつない表現とかあるよね、オザケンのくだり...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年12月10日

    NEWSの加藤シゲアキの本を読んで、沢山読書と映画を見た加藤くんがこの本を面白い!と言っていたのと関ジャニ∞の横山裕もこの本を面白い!と言っていて、調べてみたら聞いたこともない人の本で読んでみたら処女作なのね。そりゃ知らないわ。
    エログロバイオレンス!というからわくわくして読んでたら大したことないじ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年08月15日

     全くひどい! 虫けらのように人が殺されていく。良心の呵責という言葉はこの小説には存在しない。正義もない。雑司ヶ谷の利権を巡るギャングの抗争だ。それにカルト教団と中国マフィアがちょい絡む。戦争のクライマックスは雑司ヶ谷霊園での銃撃戦。 雑司ヶ谷ってそんな魔窟だったか?完全に遊んで書いているな、この著...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年10月16日

    一気読み。

    頭の中をシェイクして、絞りつくしたような作品。
    破綻しているように見えて、最後まで綱渡りのようなバランスで走りきる。

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    Posted by ブクログ 2020年09月28日

    小沢健二とタモリのくだりがとても好きだ。
    私もタモリしかり、オザケンの「さよならなんて云えないよ」の歌詞が好き過ぎる。人生を真っ向から肯定してる、って表現がタモリらしくて素晴らしいな。

    ほんで、このオザケンのくだりは本編とほとんど関係がないっていうね。

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