シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感

シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感

794円 (税込)

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「シャーデンフロイデ」とは、他人を引きずり下ろしたときに生まれる快感のこと。成功者のちょっとした失敗をネット上で糾弾し、喜びに浸る。実はこの行動の根幹には、脳内物質「オキシトシン」が深く関わっている。オキシトシンは、母子間など、人と人との愛着を形成するために欠かせない脳内ホルモンだが、最新の研究では「妬み」感情も高めてしまうことがわかってきた。なぜ人間は一見、非生産的に思える「妬み」という感情を他人に覚え、その不幸を喜ぶのか。現代社会が抱える病理の象徴「シャーデンフロイデ」の正体を解き明かす。

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シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    シャーデンフロイデは、「対話」と逆位置にあるものだと思い込んでいたが間違いだった。どちらもオキシトシンを媒介に起きる一直線上の事象というのは興味深い。
    愛や正義は塩梅が難しい…だからこそうまく行かないことも多いのだろう。愛=神、正義、英雄といったものがいかに生存戦略上有意であったか、これらが個の生存

    0
    2024年03月16日

    Posted by ブクログ

    シャーデンフロイデとは、他人を引きずり下ろした時に感じる快感のこと。

    特にこれには、オキシトシンというホルモンが関係している。
    オキシトシンとは愛のホルモンと呼ばれ、

    0
    2023年05月31日

    Posted by ブクログ

    愛と憎しみは紙一重
    信じる気持ちが強いほど背くものに耐えられない

    好かれすぎて大変なことになった経験を思い出した…
    自分の世界を壊されそうになると人は攻撃的になるのかな
    大好きだからこそ自分の世界の中で大きなパーツになってて
    そこが崩れることを何としても避けようとする…

    宗教とかの強さもなんか納

    0
    2021年10月31日

    Posted by ブクログ

    タイトル買いしたけど、中身はそれ以上に価値があると感じた。コロナ禍で他人の行動や言動に敏感になっている今だからこそ、色んな人に読んでほしい。

    他人を引きずり下ろすことに快感を得る仕組みを解説したあとに、その恐ろしさというかいろんな側面を解説してるのかな。後半なればなるほどゾットする。

    興味深い事

    0
    2021年09月19日

    Posted by ブクログ

    「愛」や「正義」は排除の根源っていう本。

    オキシトシンの光と闇。

    リチャード・H・スミスの『シャーデンフロイデ人の不幸を喜ぶ私たちの闇』より読み易く、理解しやすかった。

    マスコミやネット等の「炎上」に熱狂する人や、自分の中の妬みや嫉みを少し冷静に見れるようになる。

    第2章加速する「不謹慎」の

    0
    2021年07月20日

    Posted by ブクログ

    この仕組みについて知っておけば、足を引っ張られることは少し避けられそう。
    もしくは、避けられなくて、他人にいろいろ批判されても凹まず済む。

    0
    2020年02月16日

    Posted by ブクログ

    異なる切り口で同じテーマの書籍を量産しているイメージがある。本書も類似の内容を読んだ記憶があるのだが、「シャーデンフロイデ」という角度からの知識が欲しくて読んでみた。
    著者のクオリティーは安定していて、一冊読むと初心者がそれなりの情報を得られるようになっている。

    「対象人物と同じように苦しむことが

    0
    2024年03月08日

    Posted by ブクログ

    面白かった。ネットでの匿名での誹謗中傷等がメインの本かと思っていたが、もっと幅広い、人としての話で奥が深かった。

    最近本を読んでよく思うのは、人とは、日本人とは、今までの遺伝子というか、そういうレベルで刻み込まれている部分が多いのだなということ。

    0
    2024年02月05日

    Posted by ブクログ

    面白かった。SNSでよく見かける光景の裏側にある人間の感情の動きが、オキシトシンを中心に作られてきた人間社会の維持という仕組みから、どう強化され今に至るのかという流れが面白く、興味深かった。愛情深く社会的な人ほど、同調圧力に流されやすかったり他罰的になるというのが、とても皮肉が聞いている。

    0
    2022年09月24日

    Posted by ブクログ

    人はいじめをやめられないと被る部分があり復習のようだった。不倫の本に書かれてる不倫バッシングについても被る部分がある。

    自分は協調性のある人間だと思うから本に書かれてるような実験されたらきっと同じことをするんだろう。

    オキシトシンは嫉妬を生み出す。争いに勝ち続けて生き残った遺伝子をもつ私たちは戦

    0
    2022年06月12日

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